起業してから、10年以上の中小企業の経営者のメンタルってこんな感じ
・・・というのを税理士の視点でご紹介するコラムです。
赤字や借金
起業したら、なんでもかんでもうまくいくことは、まれです。
起業したら、赤字になることもありますし、銀行や自分のポケットマネーからの
借金がふくらむことも、よくあります。
また、自然災害や税務調査、部下の横領、商売の流行りすたりなどにより
思わぬ困難が次々に押し寄せてくるのが、普通です。
こうした困難が重なり、赤字や借金が雪だるま式に積もり
中小企業の経営者のメンタルは、赤字や借金でギブアップしそうになることがよくあります。
起業したら赤字や借金以外にもつらいことは、たくさんある
前段の続きですが
起業したら、うまくいかないことのほうが多いです。
起業したら、営業もうまくいく。資金繰りもうまくいく。税務署からも何も言われない。
お客様からも感謝されまくる。といった無双状態になることは
基本的に、ないと考えるほうが、現実的です。
むしろ
・せっかくリスティング広告を1年以上出しても、ぜんぜん成果がでない。
・長年、家族のように接してきた従業員に横領される。
・従業員がすぐ辞める。客から脅迫される。
・赤字で経営が苦しいときでも、銀行が全然、お金を貸してくれない。
・アルコール依存症の親族が事務所に乱入し決算がままならない。
・外注先は、ぜんぜんインボイスの登録をしれくれず、自分ばっかり、消費税をやたらと納税することになる。
・高単価の見積りほど、受注率が低く、価格競争から抜け出せない。
など、思い通りにいかないことが、つきづき、起こるのが、普通です。
そして、こうしたさまざまな困難とともに
ギリギリ、消耗しきらず、もちこたえているといった感じが
起業して10年以上の経営者のメンタルに共通していると思います。
それを一言でいうなら、風前の灯火です。
風前の灯火は、意外としぶとい
起業して10年以上の経営者のメンタルは
風前の灯火のようなものだと思いつつ
しぶといとも思っています。
赤字や借金まみれでも、会社は、続くときは、5年、10年と続いてしまいます。
こうしたしぶとさは、どこから湧いてくるのか、よくわかりません。
ただ、風前の灯火で、いつも、メンタルがきつくても
目の前の仕事を頑張っている中小企業の経営者は、多いです。
そして、とにかく、目の前の仕事を頑張っていると
意外としぶとく生き残れることがあります。
これから、起業をお考えの方は
まだ、情熱が燃え盛っていると思いますが
10年経って、風前の灯火になりかけたとき
とりあえず、目の前の仕事を頑張り続けてほしいと思います。