以下、個人的見解であり、参考にする際は、ご自身の責任でお願いします。
創業融資の融資実績
H26年・・・26,010件
H27年・・・26,465件
H28年・・・28,392件
創業補助金の採択件数
H26年・・・1,669件
H27年・・・775件
H28年…136件
H29年…109件
創業融資の実績はゆるやかな増加傾向があるのに対し、
創業補助金の実績は、減少傾向にあるようです。
創業融資は、一年中、審査をしてもらえますが、
創業補助金は公募の期間が、一年のうち、一定期間(一月程度)しかありません。
創業融資の場合、融資がおりるまでは、おおむね1月です。
創業補助金の場合、交付までは半年以上かかることもあるようです。
創業融資の場合、新規ですと、おおむね1000万円くらいが限度と
担当者から聞いたことがあります。
それ以上の融資が受けられる場合もあるかもしませんが、
それはケースバイケースということで理解しておくべきでしょう。
創業補助金の場合は、以下のようなものです。
H27年・・・補助率2/3 限度額200万円
H28年・・・補助率2/3 限度額200万円
H29年・・・補助率1/2 限度額200万円
創業融資や創業補助金を外部の専門家に依頼して申請する場合、
成功報酬が発生します。
専門家によって料金はまちまちですが、
当事務所の場合は以下の通りです。
創業融資
顧問契約あり 融資金額の1%
顧問契約なし 融資金額の4%
創業補助金
補助金の10%
ちなみに創業融資も創業補助金も着手金は、無料です。
創業融資の場合、
過去に2期以上、所得税の確定申告をして黒字になっている状態で、
会社を新たに作り、融資の申請をすると、
よほど信用情報等に問題がある場合を除き、
簡単な書類を書くだけで、それなりの融資額はのぞめるようです。
新たに事業を開始し、創業計画書を作成する場合は、
・経歴
・信用情報
・自己資金(1/10以上)
・売上計画の信頼性
といったところがポイントとなります。
これに対し、創業補助金の場合は、
創業融資に比べ
・対象者の要件
・対象事業の要件
・補助対象経費の要件
などの要件が絞り込まれている点が特徴的です。
創業融資と創業補助金を比べてみると、
創業補助金のほうが、返済不要な分、要件が厳しいことがわかります。
それぞれ、一長一短あるので、外部の専門家等とともに
どちらが自社に適したものかは、じっくり検討する必要があると言えそうです。