北区・川口市・足立区・板橋区・さいたま市を中心に
年間100件近く、起業や会社設立、開業資金のための日本政策金融公庫の創業融資
のご相談を受けていると、ある一定の傾向があるようです。
そこで創業融資のエリア別ランキングと業種別ランキングを作成してみました。
あくまで個人的な見解なのでお許しください。
北区赤羽で開業しているためか、相談に来られるかたのエリアは次のようなものです。
1位 北区(赤羽、王子など)
2位 川口市(京浜東北線で西川口、川口、赤羽が一本でつながっているなど、アクセスがよい。)
3位 足立区(車で30分で赤羽まで行ける)
4位 板橋区(車で30分で赤羽まで行ける)
5位 さいたま市
これらのエリアからだと、自動車や電車を使うと、
北区赤羽駅までおおよそ30分くらいで到着するためか
起業相談に来やすいようです。
川口市や、足立区、板橋区の方にとっても
赤羽というのは利便性が高いようです。
日本政策金融公庫の板橋支店に相談に行くのも一つの手ですが
当事務所であれば創業融資以外の
会社設立などの起業相談も可能です。
個人で起業するにしても会社設立をして
日本政策金融公庫から融資を受けるにしても、
本業の現場と近い事務所のほうが、好まれるようです。
いろいろなかたとお会いして思うのは、
日本政策金融公庫の創業融資にヒットするのは、
飲食店かもしれないということです。
ITやその他のサービス業の場合、
公庫から融資を受けなくても、自己資金で起業出来たりしますし、
建設業である程度の規模で事業をはじめようと思ったら、
逆に公庫からの融資では足りなくなったりします。
ところが、飲食店の場合、
店舗の改装や運転資金を入れても、
おおむね500万円~1000万円くらいですむことが多く、
自己資金を含めて600万円~2000万円くらいで開業できるためか、
日本政策金融公庫の創業融資の規模に見合ったものと言えそうです。
そのためか、相談に来られる方を業種別に分類すると下記のようになります。
1位 飲食店
2位 建設業
3位 不動産業
4位 美容関係
5位 整骨院
飲食店を北区赤羽や王子、川口市、さいたま市、板橋区、足立区
周辺で開業する場合、
みなさん、立地の確保で悩まれているようです。
交通量や、見込み客がどれだけお金を落としそうか、
周囲に同じようなメニューを出す店がないかどうか、
こうした点をふまえながら、立地を確保しようとすると、
なかなかいい物件を見つけるのに苦労しているようです。
立地次第で、日本政策金融公庫の創業計画書の売上計画や、
経費の支払い計画もまるで異なってきます。
できれば、ご相談に来る前に、どこで商売して、どれだけ売上がありそうか
を明確にしていただきたいところです。
1位 300万円
2位 200万円
3位 500万円
日本政策金融公庫の創業融資で
希望額のうち、もっとも多いのは、300万円みたいです。
(個人的な感覚ですが)
起業するにあたり、設備投資がない場合は
だいたいこの金額でおさまるようです。
設備投資があると、エステであれば、美容機器が数百万円、
飲食店であれば、店舗の改装などで500万円~1000万円、
とたくさんお金が出てゆきます。
しかし、最低限、必要な運転資金についてしっかりとヒアリングすると、
仕入代や広告費、家賃の3か月分、人件費一人分
とそれほど、多くを必要としないことが明らかになったりします。
借入希望額で300万円についで多いのは、
1000万円以上借りたいという場合です。
創業時に1000万円以上借りる場合、
その後の返済のリスクもあるので、
充分な実務経験があるうえで
創業計画書もしっかり書かないと厳しいと思います。
つまり、設備資金がないなら、
まずは300万円以内で公庫からの借入がおさまりそうかどうかを
検討してみるとよいでしょう。
そのためには、開業資金のうち
自分の起業する業種で本当に必要なものは何なのかを
書き出してみたうえで、ご相談ください。
北区を中心に川口市、足立区、板橋区、さいたま市の多くのかたが、
当事務所にご相談に来られています。
同じような悩みや不安を抱えた人のご相談を受けてきた当事務所だからこそ、
お役に立てることがあるかもしれません。