赤羽の飲食店の数は
東京23区内でも上位3割に入るそうです。
赤羽で税理士事務所を開業していると、
赤羽駅周辺には居酒屋がたくさんあるためか
日本政策金融公庫の創業融資の
ご相談に来られるかたのなかにも
飲食店を始められるかたは多いです。
とはいうものの、
いきなり創業計画書に数字を書きこんでも
なかなかうまくいきません。
創業計画書を書くまえには、
ある程度の準備が必要です。
その準備とは、以下の3点です。
①店舗の概要をおさえること
②売上のシュミレーションをすること
③初期投資や資金調達の額を明確にすること
赤羽で居酒屋をやるにしても
赤羽以外で居酒屋をやるにしても
店舗の概要をおさえるには、
立地の選定に力を入れるとよいと思います。
その立地の特性や、坪数/席数
客層や駅からのアクセスなど、
細かく調べると、
それは、そのまま売上の
シュミレーションにも生きてきます。
立地を調べてゆくと
そのまま予想売上の根拠が固まってきますので、
いきなり売上のシュミレーションするくらいであれば、
まずは立地を固めたほうがいいかもしれません。
こうしたシュミレーションのもとに、
一日あたりの平均売上をもとめ
それを月平均にすると、どれくらいになるかを
はじきだします。
すると、創業計画書の「事業の見通し」のうち
売上計画が立てやすくなります。
売上計画は創業計画書の
もっとも重要な箇所かと思います。
売上計画を固めるためにも
立地と売上のシュミレーション
とをしっかりリンクさせましょう。
そのうえで、初期投資や資金調達の額を
明確にすることが重要です。
飲食店の場合、店舗を借りる際は
保証金の額が200万円近くすることもあり、
それだけでも大きな支出となります。
これに内装工事や空調、厨房設備などが加わると
さらに支出は膨らみます。
こうした初期投資が
自己資金と日本政策金融公庫からの
借入等の合計でおさまるかどうかを検討します。
関係業者と見積はしっかりとって
数字を固めてゆくようにしましょう。
自己資金はこれらの合計の1/3~1/4程度はないと、
公庫の融資の審査が通りづらいだけではなく、
開店後の資金繰りが苦しくなります。
公庫以外の借入先として
他の金融機関からの借入がある場合、
公庫とその金融機関の間で
話し合いがもたれることもあります。
親族からの借入がある場合、
自己資金割合が公庫の借入だけで済む場合より
少なくなるので注意です。
上記を踏まえ、創業計画書の必要な資金と
調達方法を書いてゆきます。
ここには、初期投資として保証金や
内装工事といったものばかりだけではなく、
開店してから3か月分の人件費や
仕入代、広告費、家賃といったものを書いてゆきます。
これら以外の細かいものは
諸経費としてまとめて書いても大丈夫です。
飲食店の場合、個人が相手であり
収益は立地によって大きく左右される傾向があり、
事前に下調べを入念に行うことが重要です。
そのうえで、これまでの職歴を活かし
創業計画書を書き上げると、
公庫の審査に通る確率は高くなります。
この記事がこれから飲食店を
開業される方の一助になれば幸いです。
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