近年は女性を中心にプチ起業が流行っているようです。
プチ起業には明確な定義はないそうですが、
リスクを減らし、
小さく商売を始めるといった意味あいのようです。
こうしたプチ起業の流行は、
サラリーマンの副業の増加につながっているようです。
そのためか、
副業として起業して
ゆくゆくは本業にするため、
公庫から創業融資を受けたいという相談も
受けるようになりました。
結論から言うと、
副業でも創業融資は受けられるようです。
とは言うものの、
サラリーマンの副業で起業する方のなかには
・これまで副業と関係ない仕事をしてきた。
・自己資金が足りない。
・起業に向けて情報収集が満足に行われていない。
・安易な気持ちで起業しようとしている。
といったことに該当する方もいます。
これらの一つに該当すると、
創業融資は厳しいでしょう。
まずはこれらに該当しているかどうかを
ご検討ください。
サラリーマンとしてこれまで働いてきた
経験を活かし、創業するなら問題はありません。
しかし、これまでの職歴と無関係な仕事を
副業としてしまう場合は、注意が必要です。
起業する際にその業界経験が
豊富なパートナーと一緒に組むなど、
業界未経験を補足する材料が必要となります。
最近、多いのはフランチャイズで
起業するというものですが、
業界未経験の場合は、
経験不足を補えるだけの説明がつくかどうかを
確認することが大切です。
サラリーマンが副業で起業する場合、
すでに住宅ローンなどを組んでいると、
事業を始めるにあたっての元手となる
自己資金が不足していることもあります。
創業融資の実行の確率を高めるには、
希望する融資額の1/3くらいの自己資金があるかどうかを
ご確認ください。
仮に300万円借りたいのなら、
100万円くらいの自己資金はあったほうがいいでしょう。
サラリーマンが副業で起業する場合、
人によって情報量の差が多いと感じます。
事業の見通しや
資金の調達先の確保、
これまでの職歴のうち、
今回の創業で活かせる経験など、
創業計画書に書くような内容について
きちんと調べてきている人と
そうでない人の情報量の差は激しいと感じます。
はじめて事業を行うかたのために
情報収集の一助として
北区創業融資センター@赤羽駅前では、
創業融資の無料相談を行っています。
いきなり公庫に申し込む前に
自分で創業計画書を書きながら
情報収集をするのもいいでしょうし、
創業融資の無料相談を活用するのもいいでしょう。
プチ起業という言葉からして
やや安直な感じもしますが、
実際の起業は
それほど生易しいものではありません。
予想通りお客様が確保できなかったり、
予想外の出費やアクシデントが起こるのは、
日常茶飯事といってよいでしょう。
そうしたリスクを計算すると、
そうそう安易な気持ちでは
起業できないと思います。
もっともはじめは
安易な気持ちで起業しようとしていたものの
創業にあたり、
情報収集に本腰を入れてみたら
だんだん真剣になってくるということもあります。
情報収集に力を入れて
事業と真剣に向き合うことが
創業融資では大切です。
~まとめ~
今回のコラムで最もお伝えしたいことは、
プチ起業や副業といっても
事前の準備や情報収集が
創業融資では大切な点です。
事前の準備や情報収集といっても
専門家に相談するばかりが
すべてではありません。
家族や知人と相談して
少額のお金を借りることが
できれば、それも立派な準備です。
事前の準備や情報収集は
大切にしましょう。