創業する方のご相談を受けていると、
創業する主な動機は下記のようなものです。
・いい物件が見つかった。
・先代のオーナーから店を引き継ぐことになった。
・独立できるだけの経験値が備わった。
・フランチャイズで事業を始められそうな気がした。
・会社を作って節税したい。
・独立して自分の力を試したい。
・先代オーナーと喧嘩別れし、独立せざるをえなかった。
こうしたことがきっかけで、
会社設立や日本政策金融公庫の創業融資を
申し込む方が多数いらっしゃいます。
・起業することで所得が増える。
・独立することで自尊心を満足させられる。
という私的欲望を満足させるという
側面がある一方で、
起業すると、税金を自分で申告するという
公的な部分が
サラリーマン時代以上に大きく関わってきます。
そうなると
創業の動機としては、
金儲けをする能力以外に
社会全体のために
必要なコストを負担する覚悟が
求められます。
そうした社会的なコストを自覚し、
自分のこと以外の
誰かのために役立つ仕事を
したいと思える経営者ほど、
結果的に事業を長続きさせるようです。
したがって創業計画書でアピールするには
「世の中の役に立ちたい」
といったことを創業の動機に盛り込んでもいいでしょう。