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2019.02.03
決算月のいつでもいい。と、いつがいい。

決算月は、いつでもいいです。

決算月は、事業年度の最終月です。

例えば、事業年度が4月1日からであれば

決算月は、3月ですが、決算月を9月にしてもいいです。

もっとも、いつでもいいといいつつも

決算月は、いつがいいか、合理的な理由もあります。

目次

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。①1年後がいい。

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。②繁忙期は、避けたほうがいい。

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。:おわりに

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。①1年後がいい。

当事務所にご相談に来られるかたの多くは、

会社設立の登記をし、それからおよそ1年後を決算月としています。

決算月は、いつでもいいといいつつも

決算月は、1年後がいい理由としては

会社の法人税等の申告にかかる時間と費用を最大限、引き伸ばせるからです。

事業年度が4月1日からであれば

決算月を9月にしてもいいですが

その場合、1年後の3月を決算月とした場合にくらべ

半年分、余計に法人税等の申告をし

税理士に決算料等を払う必要があります。

ちなみにですが

消費税のインボイス制度がはじまる前までは

最大、2年間消費税の免税事業者なれる可能性もありましたが

インボイス制度がはじまってからは

会社設立1年目から、消費税の申告をする場合も散見されるため

現在では、消費税の免税期間を最大限のばすために

決算月を1年後と考える方は、少なくなっていると思われます。

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。②繁忙期は、避けたほうがいい。

決算月は、いつでもいいといいつつも

会社の繁忙期を避けたほうがいいです。

というのも

事業年度の終了時点から

2月以内に法人税の申告書や

会社の決算書を作成する手間かかるからです。

3月が決算月なら、法人税の申告期限は、5月末日です。

決算書の作成には、

期末での売掛金や買掛金、

棚卸の集計、預金残高の照合、

領収書や請求書の整理など、

会社側に労力が求められます。

さらに、節税対策や役員報酬の変更、

経営計画の見直しなど、顧問税理士との打ち合わせもあることから、

この時期は、経理にまとまった時間を割く必要があります。

繁忙期にこうした労力をかけると、

本業に集中しにくくなってしまいます。

決算期はむしろ繁忙期を避け、1年の事業活動を振り返り、

適正に申告と納税を済ませ、来期の戦略を練る時期です。

時間にゆとりのある時期を見つけ、会社設立をするように

こころがけたいものです。

なかには、会計事務所側が繁忙期をむかえる

1月~3月を避け、決算月を設定するかたもいます。

これは、会計事務所の考え方次第です。

会計事務所がこの時期、あまりに忙しいのであれば

決算月をずらしてもいいでしょうし

そうでもなければ、決算月を好きな月に設定していいでしょう。

・決算月のいつでもいい。と、いつがいい。:おわりに

決算月は、いつでもいいとしつつ

いつがいいか、2つほど、合理的な理由をあげましたが

会社の法人税等の申告にかかる時間と費用が多少は、かかったとしても

決算月は、9月がいいのであれば、9月でいいですし

決算月が、会社の繁忙期であったとしても

工夫次第で、業務に支障をきたさないこともできるでしょう。

そのため、決算月は、いつがいい?というのは

あくまで、経営者の考え方や業務のやり方次第とも言えます。

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