レッドオーシャンとは
競争の激しい既存市場をさし
ブルーオーシャンとは
競争の少ない未開拓の市場をさします。
レッドというのは競争が激しい分
血で血を争うため赤色に染まっているさまをいい
ブルーとは競争が少ない分
海は本来の青のままをいいます。
これから起業する方が参入する市場が
レッドオーシャンかブルーオーシャンかを見分けるには
統計にもとづく調査が必要です。
例えば居酒屋の開業前に
J-Net21の業種別開業ガイドや
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の統計など
を確認すると
2002年度から2017年度にかけて
チェーン店は57から107に増え
店舗数も5793から6732に増えたにもかかわらず
業界全体の売上規模は500億円減っています。
これは完全なレッドオーシャンと言えます。
その一方で
焼き鳥や串カツなど
特定のメニューに絞った店が伸びてきているようです。
開業前にはこうした市場規模にもとづく調査以外に
立地の調査も必要となります。
同一エリアに同じようなタイプの居酒屋が乱立すれば
そのエリアはレッドオーシャンとなるでしょうし
逆に一定の客足が見込めて、居酒屋が少ないエリアに出店すれば
そのエリアはブルーオーシャンとなるかもしれません。
綿密な情報収集は
日本政策金融公庫から創業融資を受けるためにも重要です。
市場規模や立地の調査はしっかり行いましょう。