美容室の開業資金は
・自己資金100%
・自己資金25%+公庫などからの借入75%
とするのが理想的です。
とりわけ自己資金25%の根拠が何なのか
美容室の開業資金が自己資金0とするのが
困難な理由とともにこのコラムでは書いてゆきます。
美容室の開業資金のポイントとしては
・美容室を借りる場合、家賃や保証金が適正かどうか
・美容室の開業にあたり設備資金の見積を正確に出しているかどうか
・美容室の開業業資金が自己資金や借入の範囲でおさまるかどうか
などをしっかり調べる必要があります。
美容室の開業にあたりこれらの調査をやっていれば
自己資金が0だと無理なのは自然とわかってくるものですが
もっと具体的なデータを見てゆきましょう。
美容室の開業資金を自己資金0でやるのは、困難だと思います。
美容室の開業資金と言う場合
内装工事や広告費などを含めると
1000万円以上は必要となるケースが多いからです。
こうした経験則以外にも
美容室の開業資金についての参考データとして
日本政策金融公庫の業種別経営指標を見てみると
美容室の黒字かつ自己資本プラス企業平均では
自己資本比率が25.5%となっています。
少しだけ難しそうな言い回しになりましたが
ここでの自己資本比率とは開業の際に必要な
総資産のうち、自分でコツコツ貯めたお金が
どれくらいの割合なのかと考えてください。
公庫の業種別経営指標では
美容室のなかでも黒字のところの自己資金の割合は
総資産の約25.5%と書かれています。
仮に開業資金の総額が1000万円だったとしましょう。
黒字の美容室だったら開業資金として
1000万円×25.5%=255万円
の自己資金が必要となるということです。
美容室に限らず開業資金として自己資金が0では開業は厳しいです。
開業資金として自己資金が0であれば
あせらずにじっくりお金を貯めたほうがいいと思います。