日本政策金融公庫のメリットとデメリットを
簡単にまとめてみると
メリットとしては
①創業時にお金を借りやすい
②無担保・無保証人で利用できる
③低利率で固定金利
④返済は長期分割でOK
⑤呼び水効果がある
⑥制度融資にも効果的
⑦融資実行まで早い
⑧自己資金要件が緩い
⑨提出書類が少ない
デメリットとしては
①融資が少額
②制度融資に比べ金利が高い
③公庫でダメだと後がない可能性がある
といったところだと思います。
日本政策金融公庫のメリットは
創業時の借りやすさや融資実行のスピードなど
お金が借りやすいところだと思います。
創業時にお金を借りやすいのは
日本政策金融公庫の最大のメリットかもしれません。
実績がないなかで
創業計画書をもとに審査してくれるため
創業時にお金は借りやすいと言えます。
日本政策金融公庫の
「新創業融資」のメリットは
無担保・無保証人で利用できます。
創業者の信用だけで
日本政策金融公庫の
創業融資は、実行されます。
日本政策金融公庫の
新創業融資のメリットとして
比較的低利率、かつ
固定金利があげられます。
変動金利の場合
金利が上昇すると
融資の支払利息も増えますが
固定金利の場合は
こうした心配がない点
メリットと言えます。
日本政策金融公庫の
メリットとして
借入金返済は
長期分割でOKな点が
あります。
ただし
多くの場合
5年程度の返済期間に
設定されるため
日本政策金融公庫の
利用に際し
5年返済の計画で
創業計画書などを
作成するといいでしょう。
日本政策金融公庫の
融資を受けて
きちんと返済していれば
他の金融機関からも
融資が受けやすくなるという
呼び水効果があります。
日本政策金融公庫の
創業計画書を作成すると
制度融資の
創業計画の作成にも
役立ちます。
呼び水効果的な
ものとも言えそうですが
日本政策金融公庫の
メリットとして
制度融資を受ける際の
訓練にもなりえます。
民間金融機関の場合は
自治体や保証協会との調整があり
融資実行まで長くなりがちです。
その点、日本政策金融公庫のメリットとしては
公庫に一本化できるため
融資実行まで早いと言えます。
民間金融機関の場合
融資額は自己資金と同額までの場合もありますが
日本政策金融公庫のメリットとして
形式的には自己資金の9倍までが
融資限度額とされています。
つまり、少ない自己資金で多くの借入ができる点は
日本政策金融公庫のメリットと言えます。
日本政策金融公庫の
メリットとして
確定申告書が過去2期分と
少な目な点もあります。
信用金庫だと
過去3期分の提出を
求められることが
あります。
日本政策金融公庫のデメリットとしては
大きな商売には向かない点などがあげられます。
日本政策金融公庫のデメリットとしては
融資が少額な点かもしれません。
日本政策金融公庫の平均融資残高は約700万円ほどですが
信用金庫の平均融資残高は約4,000万円ほどです。
これはメリットと裏返しです。
創業時はこうした少額の融資で事業を軌道に乗せやすいからです。
事業がさらに発展した段階では
それはデメリットとなり
信用金庫等の活用を検討してもいいかもしれません。
都道府県や
市区町村などの
制度融資の場合
融資の利率は1%台の
ものが多く
日本政策金融公庫の
創業融資のほうが
金利が高いこともあります。
もっとも
その裏には
自己資金要件の厳しさや
審査の関門の多さといった
制度融資の
デメリットもあります。
日本政策金融公庫の融資でダメだと
民間金融機関も相手にしてくれない可能性があります。
日本政策金融公庫のデメリットとして
公庫でダメだと他の金融機関の審査にも影響が出る点があると
思います。
日本政策金融公庫のメリットとデメリットについて
簡単に見てきましたが
総じてメリットのほうが上回ると言えます。
それだけに公庫は最後の砦となる可能性もあるので
日本政策金融公庫の融資を検討する際は
慎重な姿勢が必要だと思います。
なお
日本政策金融公庫の創業融資を
受ける際は
税理士に相談するといいでしょう。
税理士に創業融資の
サポートをしてもらう
メリットとして
・融資の可能性がわかる
・融資の確率があがる
・創業後の会計税務のサポートが受けられる
などのメリットがあります。
これらのメリットをふまえ
会社設立するにせよ
個人で起業するにせよ
創業時には
税理士に相談するといいでしょう。