自己資金200万起業を
成功させるには
得意先の確保を確実にするか
創業融資を借りるかの
二つが考えられます。
目次
・自己資金とは
・自己資金200万円は多いか、少ないか
・自己資金200万円のみで成功するには
・自己資金200万と創業融資
起業における
自己資金とは
返済不要の
元手のことです。
自己資金とは
会社設立の際は
資本金となります。
起業において
自己資金には
親、兄弟、知人、友人等
からの借入は
含みません。
ただし
起業に際し
こうした身近な人々から
もらったお金は
自己資金として
認めてもらえることも
あります。
要するに
起業における
自己資金には
自分でコツコツ貯めたお金と
誰かからもらったお金の
二通りがあるということです。
日本政策金融公庫の
2020年の新規開業実態調査では
自己資金の平均が
266万円です。
創業時の自己資金の平均は
90年代は
400万円代を超えていましたが
2017年を境に200万円台となっています。
20年前は
自己資金200万円で起業するのは
周囲に比べ
自己資金が低めでしたが
2021年現在では
ごく平均的なラインとも
言えそうです。
起業における成功とは
何なのか
人によって違いますし
その定義について
議論することは
このコラムの限界を
超えます。
このコラムでは、
ひとまず、それを
起業して
ごはんが食べられるように
なることとします。
そうした意味での成功なら
自己資金200万円のみでも
十分だと思います。
自己資金200万円のみで
成功するには
起業前に得意先の確保の
めどがつけられることです。
得意先の確保には
・前職の顧客を引きつぐ
・商品やサービスが魅力的である
・マーケティングを強化する
・立地のいい場所に出店する
など、起業前に
戦略を練る必要があります。
自己資金200万円のみだと
成り行き任せで起業して
そのうち、なんとかなる
といってられるほど
資金に、ゆとりはありません。
もっとも
資金にゆとりがなければ
自己資金200万円に
創業融資をプラスすることも
必要でしょう。
日本政策金融公庫の
新規開業実態では
自己資金のハードルが
年々、下がってきているのは
すでに見た通りです。
20年前だったら
自己資金が400万円くらい
あったほうがよかったのが
現在では
自己資金が200万円くらいでも
十分、審査に応じてもらえます。
もっとも
設備投資や運転資金の額が
過剰と判断されれば
融資が断られることもありますが
自己資金が200万円で
不安な方は
創業融資を検討してもいいでしょう。