一人親方が会社設立する際の
留意点・メリット・デメリット
について簡単にまとめてみます。
目次
・一人親方と会社設立
・一人親方の会社設立の留意点
・一人親方の会社設立のメリット
・一人親方の会社設立のデメリット
・一人親方と会社設立と
建設業などの一人親方の
位置づけとして
親方を筆頭とすると
①親方
②一人親方
③職人
④見習い
といった序列になります。
一人親方の場合
独立はできるものの
職人は雇えないため
みずから
個人事業主となる方も
多いです。
一人親方が
会社設立をするとしたら
将来的に親方として
人を雇用することを
考えに入れることが
必要です。
一人親方の会社設立における
留意点は
資本金が500万円以上であることと
インボイスの登録になるかと思います。
建設業の許可を受けるため
自己資本の額が500万円以上であること
が必要ですが
資本金が500万円以上あれば
その要件を満たします。
2023年10月~
インボイスの登録がはじまると
2023年11月1日会社設立の
一人親方の会社(3月決算)が
2024年2月に
登録申請書と課税事業者選択届出書を
提出した場合
会社設立の初年度から
消費税を納める義務があります。
一人親方が今後
会社設立をする際は
自己資金と
納税資金の二つが
確保できるかが
ポイントとなるでしょう。
一人親方が会社設立を
するメリットとしては
対外的な信用力の向上や
青色欠損金の10年繰越等による
節税など
ごく一般的な
会社設立のメリットが
一人親方にも
あてはまります。
一人親方が会社設立する際の
デメリットとしては
事務作業が煩雑な点です。
個人事業主と異なり
会社設立して
給与を払えば
源泉徴収事務があります。
税務申告も
個人事業主と異なり
法人の場合
法人税申告書の書き方が
複雑です。
一人親方が会社設立の際
税理士に相談する
最大のメリットは
相談相手としての税理士では
ないかと思います。
個人事業主とは
ある意味、孤独な存在です。
職場にとらわれず
やればやるほど
収入も上がるという一方
なかなか
自分の悩みや不安といったものを
相談できる相手も
いません。
こうした個人事業主としての
孤独を会社設立をきっかけとして
税理士にぶつけてみるのもいいでしょう。
税理士は
単に法人税申告書を作成するだけではありません。
資金繰りや人の採用など
経営にも総合的に相談にのれる存在です。
一人親方が会社設立する際は
こうした相談相手になれる
税理士を探すといいでしょう。