大卒で起業し
大学で学んだことがそのまま
活かせるに越したことはありませんが
大卒、起業についてもう少し
ゆるやかに考えてみたいと思います。
目次
・大卒、起業のゆるやかな増加について
・大卒、起業と紆余曲折
・大卒、起業のゆるやかなメリット
日本政策金融公庫の
新規開業実態調査を見ると
最終学歴が大学、大学院
という方の割合が
20年くらいかけて
およそ、3割から4割に増加しています。
起業する方のなかに
大卒の方がゆるやかに増えているのと
文部科学省の統計は、似通っています。
文部科学省の学校基本調査等を見ても
この20年で大卒の方は
ゆるやかに増加しています。
起業する方のなかに
大卒の方の割合が
ゆるやかに増加している背景には
大卒であれば
起業に必要なスキルを学べるというより
大卒の数がただ単に、ゆるやかに増えているから
といったほうが
正確かもしれません。
私自身が起業した業種も
大学の学部で学んだこととは
無縁の領域でした。
大学を卒業して
紆余曲折を経て
専門学校で学び、資格を取り
ようやく起業できた。
というのが正直なところです。
このように
大卒でありながら
何度も転職したり
途中で進路を変更したりしながら
一定の経験値を積み
起業している方は
意外と多いと感じます。
もちろん、すべての大卒の方が
このように曲がりくねった道を
ゆくというわけでもありません。
大学でしっかり勉強して
それを起業に活かせるに越したことは
ありません。
とはいうものの
大卒で一度、社会に出て
挫折をしたり
考えを変えたりしてゆくなかで
もう一度
学び直し、起業につなげてゆくチャンスが
あるのも事実です。
最後に
大卒、起業のゆるやかなメリット
について考えてみます。
大卒、起業のゆるやかなメリットといえば
大学に入るまで一生懸命に勉強したことなどが
あげられると思います。
起業する前に資格などを取るのであれば
一生懸命に勉強したことは
当然のことながら、活きてきます。
また
起業した後になりますが
補助金や税制改正
最新の業界の動向等の情報収集といったものは
必要になってきます。
その際も
昔、一生懸命に勉強した経験は
情報収集をしっかり行う姿勢に活きてきます。
大学の入学試験等を通じ
勉強することに慣れているということは
起業の際に
メリットとなると思います。
起業する分野がたとえ
大学の学部と別物であったとしても
勉強することに慣れていると
起業の際は
それなりに力を発揮します。
そのため
起業を考えているにせよ
起業を考えていないにせよ
大学にいるうちは
学部の勉強をしっかりすることが
重要だと思います。