これは、税理士に聞いていいんだろうか?
と、思われることについて
まとめてみました。
目次
・これは、聞いていい?税理士に聞くこと①初歩的なこと
・これは、聞いていい?税理士に聞くこと②他社のこと
・これは、聞いていい?税理士に聞くこと③税理士のこと
・これは、聞いていい?税理士に聞くこと④融資のこと
・これは、聞いていい?税理士に聞くこと:まとめ
税理士は、専門家だから
初歩的なことを聞いていいんだろうか?
と思う方は、少なくありませんが
初歩的なことこそ
むしろ、税理士に聞いておくべきだと思います。
初歩的なこととして
以下のようなことがあげれます。
・会社設立の流れ
・会社設立後、自分にいくら給与を払うべきか
・確定申告に必要な資料
・年末調整と確定申告の違い
・消費税の税込経理と税抜経理の違い
・領収書の渡すタイミング
・何が経費となり、何が経費とならないか
・会計データの入力方法
・源泉徴収の仕方
・税金を納める場所
・不動産を売った場合の税金がいくらになるか、など
税理士は、いろんな会社の決算内容を
知っているだろうから
他社で業績のよさそうな会社の決算内容について
聞いていいかというと
そうでは、ありません。
税理士には、守秘義務があります。
税理士は、正当な理由がなく
税理士業務に関して知り得た秘密を
他に洩らしては、ならないとされています。
そのため、他社のことを
税理士に聞くのは、避けたほうがいいです。
ときどき、税理士の関与先の数や
税理士の年収について
聞く方もいますが
これも、避けたほうがいいでしょう。
銀行から借入をする際に
税理士にいくらまで借りられそうか
聞く方もいますが
これは、難しい質問です。
いくらまで借りられそうか
に関しては
そのときどきの金利や
事業者の財務状況
融資担当者の裁量といったものを
総合的に検討する必要があるからです。
こうしたことを税理士に聞きたい場合
あくまでその税理士の経験則による答えである
という前提を持つことが必要だと思います。
税理士に聞くこととして
会計税務の初歩的なことを聞いていいか
ためらう方は、少なくありません。
昨今では、インターネットに
会計税務の初歩的なことについて
情報が氾濫していますが
それらの情報は、断片的に切り取られ
自分の都合のよいように解釈されがちです。
つまり、なまじ情報があふれているからこそ
かえって、真実がぼやけてしまいがちです。
専門家に聞くというのは
アナログなやり方ではありますが
真実ときちんと向き合うことでもあります。
もちろん、守秘義務もあるため
税理士にむやみに他社のことなどを聞くのは
最低限のマナーとして避けるべきです。
かといって
初歩的なことであっても
ひとつひとつ、税理士に聞く気持ちに
フタをする必要もありません。
このコラムが
これから税理士をお探しの方にとって
多少とも、参考になれば、幸いです。