確定申告も近くなってくると
たまったレシートを会計ソフトに入力する作業が
必要となることがあります。
毎年、レシートの入力代行を依頼されるなかで
意外と大変かもしれないと思われる点をまとめてみます。
目次
・意外と大変なレシートの入力代行①消えた数字
・意外と大変なレシートの入力代行②少額減価償却資産
・意外と大変なレシートの入力代行③消費税の税率区分
・意外と大変なレシートの入力代行:まとめ
駐車場の利用料金のレシートなどで
半年ほど、経過したもののなかには
ときどき、利用日や利用料金を示す数字の印字が
薄れてしまっていることがあります。
この場合、必要経費としてレシートの入力をしようとしても
数字が消えてしまっているため、入力ができません。
レシートといっても、意外とデリケートなものです。
クリアファイルに保管するなど
保管の仕方には、一定の配慮が必要です。
青色申告者が30万円未満の
少額の減価償却資産(パソコン等)を購入した場合
即時償却の要件や適用期限を満たすかどうか等を
確認したうえで、レシートの入力をする必要があります。
法人税の申告では、別表16(7)を添付することも
必要な手続きとなっていることから
レシートの入力とは別に
減価償却資産として登録し、別表を作成する段取りを
整えておく必要も出てきます。
少額減価償却資産と思われるレシートが出てきた場合
意外と確認することは、多いと思います。
レシートの入力代行をしていて
意外と大変なのは、コンビニのレシートです。
コンビニのレシートには
標準税率(10%)と軽減税率(8%)の両方が
混じっていることが、よくあります。
消費税の免税事業者や簡易課税を選択している事業者の場合
この点は、気になりませんが、一般課税の事業者の場合
税率ごとにレシートの入力をする必要があることから
意外と大変です。
確定申告の際
レシートの入力は、それほど難しいものではありません。
ただ、上記以外にも
プライベートな支出と事業に必要な経費を分けたり
個人住民税の領収証書を経費から除外したり
と、入力の際は、いろいろと心がけることがあります。
これから確定申告される方は
こうした点もふまえ、レシートを自分で入力するか
入力代行を依頼するか、ご検討されてもいいかと思います。