最近、経営計画っていいものだなと
思います。
このコラムでは、フリーランスでも
手軽に始められる経営計画の在り方について
サクッと考えてみることを目的としています。
目次
・フリーランスと経営計画
・フリーランスのための経営計画のメリット①お金の流れの見える化
・フリーランスのための経営計画のメリット②ペルソナの見える化
・フリーランスのための経営計画のメリット:まとめ
経営計画というと
規模がある程度、大きな会社が作るという
イメージを持たれるかたもいますが
フリーランスであっても
経営計画を作ってもいいのではないかと
個人的には、考えています。
というのも
インターネット上で検索クエリなどを使用し
ペルソナの動向を分析し、必要な対策を立ててゆけば
フリーランスであっても
一定の数値目標を設定し、経営計画に落としこむことが
可能だからです。
フリーランスの経営計画の場合
従業員がいなければ、経営計画は
シンプルなものでいいと思います。
ワードやエクセルに4枚~5枚程度
経営目標や、行動計画表、予想損益などを
まとめておけば、十分です。
むしろ、経営計画の作成そのものは
年末に数時間程度で済ませ
経営計画のチェックに毎月
一定の時間をさけるようにしたほうが
経営計画の進捗管理には、有効です。
フリーランスにとっての経営計画のメリットの一つは
お金の流れの見える化です。
たとえば、確定申告したあと
所得税以外にも、住民税や事業税など、さまざまな税金が発生します。
こうした税金をいつ、いくら支払うかをあらかじめ、見積もり
経営計画に反映させることで
お金の流れが見える化し、安心して事業に取り組めます。
こうしたことを経営計画に反映させないと
思わぬタイミングで、思わぬ額の税金を支払うことになり
人によっては、不安を感じたりします。
こうした税金の納税予定表に関しては
確定申告の際、税理士から取り寄せるなどすれば
経営計画にかんたんに反映させることができます。
フリーランスのすべてが
ペルソナのことを日夜、考えているわけではないと思いますが
インターネット上では、検索クエリなどを使用することで
ペルソナの動向は、つかみやすくなっています。
こうしたペルソナの動向を分析するための
行動計画表を数値計画と関連付けることで
最初は、ぼんやりしていたペルソナの顔が
くっきりと見えだすことがあります。
フリーランスにとって
経営計画のメリットは
数字と見込み客の見える化かと思います。
ある程度、売上の規模のある会社の場合
経営計画のメリットの一つは
社内の意思を統一し、会社の方向性の見える化
にあると思いますが
フリーランスで従業員がいない場合では
社内の意思を統一する前に
事業の経営状況や見込み客の見える化といった
足元を照らす作業が必要と思われます。
フリーランスにとっての経営計画のメリットは
灯台下暗しといったなかで
足元を照らす光のようなものではないでしょうか?