会社の決算が終われば
紙もしくは、PDFで決算書が
税理士事務所から送られてくると思います。
その際、並び順というのも
あったりします。
目次
・決算書の並び順
・決算書の並び順への配慮
決算書の並び順とは
法人税申告書、勘定科目内訳明細書、事業概況書
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書
などの書類の並び順をさします。
税理士事務所で、毎月、決算書を作成していると
決算書の控えを製本するにも
人間である以上、一定のパターンが生じます。
決算書に並び順が生じるのは
決算書の控えを紙で印刷し
製本していると、法人税申告書が先頭にきて
次に、勘定科目内訳明細書が並び、
と、いう具合に、並び順が、自然とパターン化するためです。
もっとも、オンライン化により
PDFで決算書のデータを送る場合
決算書が一覧できますので
並び順は、生じません。
決算書の並び順は
税理士事務所の関与先には
ほとんど、意識されないことですが
決算書の並び順を整えるメリットもあると思います。
仮に、関与先ごとに決算書の並び順がバラバラだと
業務の標準化ができません。
そうなると、こうした小さなことがほころびとなり
関与先ごとに、会計処理や、決算書のチェックが
バラバラとなり
税理士事務所の仕事の品質が、担保されなくなるおそれが出てきます。
つまり、決算書の並び順を整えるメリットとしては
税理士事務所の業務を標準化し、仕事の品質を一定のレベルに保てる点が
あげられます。
こうした決算書の並び順まで、こだわる税理士事務所と
関与すれば、関与先にとっても、安心材料となる可能性もあります。
決算書のデータ送信により
こうした決算書の並び順といったものも
今後、形がい化するかもしませんが
決算書の並び順には
世間からは見えづらい税理士事務所の
隠れた配慮があることも事実です。