良い税理士を見定める7つのチェックポイントとして
個人的な見解を述べてみます。
良い税理士をお探しの方の参考になれば
幸いです。
目次
□良い税理士を見定める7つのチェックポイント①近い
□良い税理士を見定める7つのチェックポイント⑦提案がある
・良い税理士をお探しの方へ
税理士を選ぶ場合、中小企業の決算や、個人の確定申告などで
税理士ごとに大きな仕事の差が出ることは、あまりないためか
当税理士事務所に来所された方の多くは
場所が近い点を評価していただいています。
場所が近ければ、税理士に確定申告の資料等を
渡しやすく、相談もしやすいです。
とりわけ、初回の無料相談などでは、赤羽駅から近い当事務所は
アクセスがよく、来所しやすいようです。
「返答がマメ」なことも重要です。
・関与先や税務署、金融機関等から資料の提出を求められたたら
すぐに返答をする。
・関与先や税務署、金融機関等から電話があったら
すぐに返答をする。
「返答がマメ」ということは、業務が滞らないということです。
税理士の仕事は、法人税の申告期限や、源泉所得税の納期限など
常に締め切りと隣り合わせです。
「返答がマメ」であれば、こうした締め切りに間に合う可能性が高まります。
こうした返答がマメな税理士は
関与先のみならず、税務署、金融機関等にとっても
良い税理士だと思います。
「親切」もあげられます。
税理士は、幸か不幸か
ときどき、「先生」と呼ばれてしまう職業です。
「先生」であることが誇りとなって
いい仕事ができる場合だけではなく
驕りとなって、「親切」に欠けることもあります。
良いと思われる税理士の条件の一つは
そうした驕りにとらわれず
とりわけ、関与先に「親切」であろうと
努めることだと思います。
税理士が「親切」かどうかを確認するには
・税理士への初歩的な質問を何度しても怒らないかどうか
・緊急の相談をする際、税理士は、時間を割いてくれるかどうか
などを確認するといいと思います。
約束を守るとは
・いついつまでに、申告書を完成させる。
・いついつに、会社を訪問する。
といったことだけではなく
税理士のHPや契約書に書かれている内容を
忠実に履行することなども含まれます。
私自身の失敗談として、過去にHPに記載していた内容を見て
来所された方のご要望と食い違うこともありました。
それからは、そのHPの該当箇所を削除しています。
新設法人等への決算料等が安いことも
あげられます。
新設法人や、個人事業を始めたばかりの方の場合
事業が軌道にのらず、お金にゆとりがないこともあります。
こうした事情を最大限、理解したうえで
低価格の顧問料を設定しているかどうかも
良い税理士のチェックポイントの一つだと思います。
良い税理士のチェックポイントの一つとして
会計、税務以外にも
いろんな相談にのってくれることも、重要です。
いろんな相談とは
融資や、人の採用、事業承継など
諸々です。
税理士が、本業の会計や、税務の相談に乗ることは、大事ですが
会社の経営まで、考えたら
資金繰りの相談や、人事まで、踏み込むことも、あっていいはずです。
こうした、守備範囲の広さも
良い税理士かどうかのチェックポイントです。
良い税理士のチェックポイントの一つに
提案があることもあげられます。
たとえば、会社の決算であれば
来期の役員報酬をこれくらいあげれば
法人税は、これくらい下げられる・・・
といった感じの提案です。
「こうゆう提案が欲しい!!」とは
関与先からは、なかなか税理士に言う機会は
少ないと思いますが
関与先が何も言わなくても、関与先のために
進んでさまざまな提案をする税理士は、良い税理士だと思います。
以上、良い税理士のチェックポイントを7つほどあげてみましたが
良い税理士というのは
税理士の場所の近さであれ、返答の頻度であれ
親切であれ、安さであれ
関与先の立場に立つ税理士だと思います。
その税理士が、関与先としての自分の立場を理解してくれているかどうか
という視点が、良い税理士を探すうえで、もっとも重要です。
このコラムが
そうした関与先の立場にたつ良い税理士を選ぶ方の参考になれば、幸いです。