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2023.06.15
会社員が副業の確定申告で税理士に相談する際の3つのポイント

会社員が副業の確定申告で税理士に相談する際の3つのポイント

について、簡単にふれてみます。

目次

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント①年間20万円の壁

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント②所得区分

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント③必要な資料

・おわりに

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント①年間20万円の壁

会社員が、副業の確定申告で税理士に相談する際のポイントとして

副業の年間所得が20万円を超え、確定申告をする必要があるかどうかを

確認する必要があります。

ここで注意したいのは、「所得」という言葉です。

所得とは、収入ではありません。

所得とは、収入から必要経費を差し引いた残りです。

仮に副業の収入が80万円だったとしても

必要経費が70万円であれば

所得は、80万円-70万円=10万円となり

確定申告は、必要ないことになります。

この年間所得20万円をどうとらえるかですが

会社員の副業で、年間所得が20万円を超えない場合

そもそも確定申告する必要がなく

税理士に相談する必要もないかもしれませんが

そもそも、何が収入で、何が必要経費かも

わからない場合、税理士に相談してもいいかもしれません。

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント②所得区分

会社員が、副業の確定申告で税理士に相談する際のポイントとして

副業の所得区分を事業所得とするのか、雑所得とするのか

という問題もあります。

一般的に、事業所得とは、本業をさし

雑所得とは、副業をさします。

会社員の副業の確定申告でなぜ、こうした所得区分が

問題になるかというと

副業を事業所得で申告した場合のほうが

節税になりやすいからです。

一般的には、副業は

節税になりにくいほうの、雑所得で申告しますが

令和4年10月には、国税庁が通達内容を修正し

帳簿書類を適正につけていれば

収入金額によらず、おおむね事業所得という見解を示しています。

こうしたことから

副業を事業所得で申告するか、雑所得で申告するかは

悩ましい問題となりつつあるため

税理士に相談する際のポイントの一つと言えます。

・副業の確定申告で税理士に相談する際のポイント③必要な資料

会社員が、副業の確定申告で税理士に相談する際のポイントとして

資料の準備もあります。

必要な資料としては

・給与所得の源泉徴収票

・副業の収入、必要経費がわかる資料

といったところがあげられます。

この副業の収入、必要経費がわかる資料次第で

そもそも、副業で確定申告する必要があるかどうか

副業の所得区分をどうするか

といったことも、税理士と具体的に相談できると思います。

・おわりに

今後、副業の確定申告ではじめて税理士に相談する方は

増えてくるかもしませんが

これまでの経験上、はじめて税理士に相談する方の多くは

近くの税理士に相談する傾向があります。

もっとも、昨今は、オンライン面談により

税理士に相談する際の、地理的な距離は

さほど、問題とならなくなりつつもあります。

これから、副業の件で、税理士と相談する際は

上記のようなポイントに加え

近くのオフラインで相談できる税理士なのか

あるいは、多少、地理的に遠くても

オンラインで柔軟に相談できる税理士なのか

も確認されてよいと思います。

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