脱サラして飲食店を始める際の収支計画のポイント
について、簡単に見てゆきます。
目次
・脱サラして飲食店を始めるなら、収支計画を
・脱サラして飲食店を始める際の収支計画のポイント
脱サラして飲食店を始めるのであれば
収支計画を立てるほうがいいです。
というのも、収支計画は
脱サラして、日本政策金融公庫の創業融資を受ける際も必要ですし
創業融資を受けない場合であっても、収支計画があれば
飲食店が黒字になるか、赤字になるかのめどが立てやすいからです。
脱サラして飲食店を始める方の多くは
脱サラしてからの収支は、黒字になる予想かと思いますが
収支の予測には、個人差があります。
脱サラする際、飲食店の収支計画の作り方が、全く、わからない方から
脱サラする際、飲食店の今後の収支5カ年計画まで、詳細に作成できる方まで
さまざまです。
脱サラする際、自分で、飲食店の収支計画をサクサク作れる方は
自力で、創業融資を受けるなどして、飲食店を開業してゆくこともあると思いますが
自分で、収支計画をサクサク作れない方は
税理士と相談するなどして、収支計画を作るなど、検討されるといいでしょう。
脱サラして飲食店を始める際の収支計画のポイントとしては
以下の3点です。
①売上の予測を具体的に行う。
②仕入、人件費、家賃、広告など、主な経費を予測する。
③①から②を差し引いて、プラスになるかどうか確認する。
飲食店の一月当たりの売上を予測する際は
月曜日~日曜日のうち、稼働する曜日ごとに一日の客数や一人当たりの平均単価を出し
客数と一人当たりの平均単価と一月当たりの稼働日数をかけわせることで
一月当たりの売上が予想できます。
たとえば、月曜日から金曜日に一日平均10名の客数で、一人当たりの平均単価が1万円で
一月20日稼働したら、一月当たりの売上は、10名×1万円×20日=200万円
となります。
客数に関しては、座席の数と回転数がわかれば、それらをかけてもいいですし
概算でもいいです。
また、昼夜、営業しているのであれば
昼の時間帯の売上と夜の時間帯の売上をそれぞれ、分けて、予測してもいいでしょう。
飲食店であれば、仕入、人件費、家賃、広告など
全体の経費に占める割合の高い経費は、予測がつきやすいと思います。
細かい消耗品や雑費などの経費よりも
まずは、こうした主だった経費を予測することで
日本政策金融公庫の創業計画書の「事業の見通し」などが
うめやすくなります。
①から②を差し引いて、プラスになるかどうかを確認します。
プラスにならないのであれば
そもそも、計画そのものを見直す必要がありますし
プラスになるにしても
・売上予測や経費予測が楽観的なため、プラスになっているのか
・売上予測や経費予測に、確かな裏づけがあってプラスになっているのか
などの検証が必要です。
脱サラして飲食店を始める際の収支計画では
いったん、収支計画を立てた後の検証も重要です。