税理士が合わない原因は、税理士に原因がある場合と
税理士の関与先に原因がある場合とに大別されます。
目次
税理士が合わない10の原因:税理士に原因がある場合
□①税理士の説明が一方的で、自分の話を聞いてくれない。
□②税理士の費用が高い。
□③税理士の費用が、税理士の気分で決まる。
□④税理士が経験の浅い職員まかせになっている。
□⑤税理士が税務の相談には乗るが、融資の相談には、乗らない。
□⑥税理士と年齢が離れすぎている。
□⑦税理士からの連絡が遅い。
税理士が合わない10の原因:税理士の関与先に原因がある場合
□⑧架空経費の計上を税理士に求める。
□⑨税理士報酬の不当な値下げを税理士に求める。
□⑩税理士の説明を理解せず、自分の主張の正しさのみを主張する。
税理士が合わない10の原因:まとめ
□①税理士の説明が一方的で、自分の話を聞いてくれない。
税理士が合わない原因として、税理士が確定申告などの際、説明を一方的に
するあまり、自分の話を聞いてくれないことがあります。
こうした場合、申告から、しばらく経って、本来、入れるべき経費が入っておらず
自分のイメージの申告とずれてしまうということにも、なりかねないので、注意が必要です。
□②税理士の費用が高い。
税理士が合わない原因として、税理士の費用が高いことがあります。こうした場合
税理士に依頼する業務の量に比べて、費用が高いのか、業務の質に比べて、費用が高いのか
といった、費用の高さの分析が必要です。
□③税理士の費用が、税理士の気分で決まる。
税理士が合わない原因として、税理士の費用が、税理士の気分で決まることがあります。
こうした場合、税理士に料金表など、費用の基準となるものがないか、確認することが必要です。
□④税理士が経験の浅い職員まかせになっている。
税理士が合わない原因として、経験の浅い職員まかせになっていることがあります。
こうした場合、税理士本人と関わる機会を増やしたり、経験の豊富な職員に担当してもらうことなどが
必要です。
□⑤税理士が税務の相談には乗るが、融資の相談には、乗らない。
税理士が合わない原因として、税務の相談に乗るが、融資の相談には、乗らないことがあります。
こうした場合、顧問税理士は、変えず、融資の相談は、別の税理士にすることも必要です。
□⑥税理士と年齢が離れすぎている。
税理士が合わない原因として、年齢が離れすぎていることがあります。こうした場合
自分と年齢の近い職員に担当をお願いしてもらうことなどが、必要です。
□⑦税理士からの連絡が遅い。
税理士が合わない原因として、税理士からの連絡が遅いことがあります。こうした場合
税理士交代を視野に、別の税理士に見積もりをとらせて、その連絡の速度を確かめてみることなども、必要です。
□⑧架空経費の計上を税理士に求める。
税理士が合わない原因として、税理士に架空経費の計上を求める場合があります。納税が多額に出る場合など
架空経費の計上を税理士に求める方がいますが、やめてください。
□⑨税理士報酬の不当な値下げを税理士に求める。
税理士が合わない原因として、税理士報酬の不当な値下げを要求する場合があります。不当な値下げの場合
税理士のモチベーションが低下するため、やめてください。
□⑩税理士の説明を理解せず、自分の主張の正しさのみを主張する。
税理士が合わない原因として、税理士の説明を理解せず、自分の主張の正しさのみを主張する方もいます。
こうした場合、自分の主張を裏付ける法的根拠や、物的証拠がきちんとそろっているかどうか
確認をお願いします。
税理士が合わない原因の多くは、税理士と税理士の関与先のコミュニケーション不足や
税理士報酬や、納税額といった金銭面での折り合いがつかないことに起因します。
そのため、税理士が合わないと感じても、むやみに税理士を交代せず
その税理士とよく話し合うことが重要です。もっとも、やむをえず、税理士交代する場合
税理士交代の原因を分析し、新しい税理士がその原因を解消できるかどうか
きちんと、見積もりをとることをお勧めします。