確定申告が難しいと思う方も
いると思います。
目次
・確定申告が難しい7つの理由
・確定申告が難しい場合の対処法
確定申告が難しいとしたら
その理由は、以下のようなものがあげられると思います。
①確定申告が必要かどうかなど、確定申告の前に、判断することが多い
②確定申告では、毎年のように、ルールの変化に対応する必要がある
③確定申告で失敗すると、税務署から連絡があるときもある
④確定申告に必要な帳簿の作成で失敗することがある
⑤確定申告書の書き方がよくわからない
⑥青色申告など、確定申告でしか使わない用語の理解が大変
⑦確定申告の時期と繁忙期が重なるとスケジュール管理が難しい
個人が1年に得る収入は、さまざまです。
給与や年金、事業、保険金や配当金
土地の売却など、さまざまな収入をもとに
確定申告が必要かどうかを
判断する必要があります。
あるいは、住宅ローン控除を
初年度で受ける場合も確定申告が必要です。
確定申告が必要かどうかを判断する材料は
たくさんあるため
はじめて、確定申告する方の場合
こうした点も、難しいと感じることでしょう。
最近では
サラリーマンの副業収入が事業所得か雑所得かをめぐって
国税庁が見解を修正するなど
確定申告のルールは、毎年のように変わっています。
今後、消費税のインボイス制度が始まれば
それまで、消費税の申告をしなかった方も
申告が必要になるかもしれません。
こうしたルールの変化に対し
情報を集め、正確に申告書を記載してゆくのは
確定申告の難しい点です。
確定申告では、申告書の記載を間違えると
税務署から連絡が来ることもあります。
自分では、完璧に確定申告をしたつもりであっても
税務署から見たときに
ミスが見つかると
確定申告って、難しいと感じます。
事業所得の確定申告で
帳簿の作成をする際
知らず知らずのうちに
プライベートな支出を必要経費にしていることも
あります。
支出そのものは、同じお金が出てゆき
お金にプライベートな支出と必要経費とで
色分けがされていないこともあります。
このプライベートな支出と
事業所得の必要経費の線引きをどこでするのか
という点も、確定申告の難しい点です。
確定申告書の書き方が
よくわからない点も
確定申告の難しい点です。
確定申告書を書くには
源泉徴収票などの確定申告書の作成に必要な資料を用意し
確定申告書の必要な箇所に書き写す作業が基本ですが
どの数字を確定申告書のどこに書き写したらいいのかなど
なかなか、複雑です。
こうした点も確定申告の難しい理由です。
確定申告は、年に一回です。
とはいうものの
その一回の確定申告の際
〇〇控除や○○所得、青色申告と白色申告の違いなど
様々な専門用語が飛び交うのに加え
毎年のようにインボイス制度のスタートなど
新しい用語も加わってきます。
こうした見慣れない言葉が飛び交うのも
確定申告が難しいと感じる理由の一つだと思います。
確定申告のやり方は、わかるけど
仕事の繁忙期と重なるからという理由で
税理士に確定申告を丸投げする方もいます。
法人であれば、決算月を任意で決められますが
個人の確定申告の場合
1月1日~12月31日までと決まっています。
そのため、確定申告の時期を
自分の仕事の都合に合わせることは
できません。
確定申告が難しい場合の対処法として
個人的に有効と思われることを二つあげます。
一つは、本です。もう一つは、税理士への丸投げです。
一つは、本です。
確定申告の本といっても
一般向けの確定申告の書き方といった類の本や
専門家向けの譲渡所得の実務等について書いた本など
さまざまありますが
本の場合、ネットに比べて
情報が網羅的であり、編集者がいるためか
情報が正確で、わかりやすいです。
もっとも、本の場合、ネットの記事のように
更新されることはありませんので
出版された年度が古いと、直近の税制改正等に対応しておらず
役に立たないこともあります。
もう一つは、税理士への丸投げです。
丸投げとは、確定申告に必要な書類を渡し
確定申告の相談や、確定申告書の作成、提出等を
すべて一任できるといったものです。
確定申告といっても、電子申告するのが
一般的ですが、それを自分でやるとすると
利用者識別番号の取得のために
マイナンバーカードを使ってアカウントを登録するなど
なかなか、大変だと思います。
税理士に確定申告を丸投げすれば
こうした電子申告の代行以外にも
記帳代行や確定申告書の作成
税務署から届いた文書の相談などができます。
確定申告が難しいとお考えの方には
ぜひ、おすすめです。