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2018.12.24
「起業で成功するポイント」

「起業で成功するポイント」

起業の動機

起業する方の主な動機は下記のようなものです。
・いい物件が見つかった。
・先代のオーナーから店を引き継ぐことになった。
・独立できるだけの経験値が備わった。
・フランチャイズで事業を始められそうな気がした。
・会社を作って節税したい。
・独立して自分の力を試したい。
・先代オーナーと喧嘩別れし、独立せざるをえなかった。
節税や自分の力を試したいといった動機以外だと、
それが物件であれ、
経験値であれ、
起業することで一定の収入が見込めることが
主な動機となっているようです。

経験値の重要性

ただし、
一定の収入が見込めることが動機となっていても、
起業で成功するには、
その事業の経験値が重要なものとなります。
未経験でも
フランチャイズでやれば
一定の収入が見込めるから公庫の融資も
通りやすいのでは・・・
という発想は、なかなか厳しいと思います。
日本政策金融公庫の
2017年の新規開業実態調査では、
創業時に公庫から
融資を受けた人のうち、
現在の事業に決めた理由として、
「これまでの仕事の経験や技能を生かせるから」
と答えた人が、43.6%を占めます。
その一方で、
「成長が見込める事業だから」
と答えた人が9.5%
「経験がなくてもできそうだから」
と答えた人は1.2%
となっています。
仮に今後、成長が見込める事業だから、
未経験でも融資は通るのでは・・・
と考えている人は、
融資が通った人の1割に過ぎません。
それに対し、
「これまでの仕事の経験や技能を生かせるから」
と考えて起業した人は、
全体の約4割を占めます。
こうした調査の結果からみても、
公庫が
起業で成功するポイントとして
これまでの仕事の経験を
重視していることはたしかです。
そのため、
創業の動機としても、
・フランチャイズで事業を始められそうな気がした。
といったものより、
・先代のオーナーから店を引き継ぐことになった。
・独立できるだけの経験値が備わった。
といったもののほうがいいでしょう。
実際にこれまで
北区創業融資センター@赤羽駅前で
サポートさせていただいた方々におかれましても、
事業経験の豊富さと
その後の業績は連動する傾向にあります。
経験が豊富だと、その分、
他社との差別化につながるノウハウも蓄積されますし、
勤務時代に培った人脈から取引先も確保でき、
安定した受注も見込めます。
これから起業を考えているかたは、
これまでの仕事の経験や技能を生かし、
幅広い人脈があるかどうか
をまずは検討されるとよいでしょう。

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