北区、川口市を中心に会社設立や
日本政策金融公庫の創業融資
のお問い合わせをいただいております
北区創業融資センター@赤羽駅前こと
田口通税理士事務所の税理士の田口です。
会社を設立すると同時に
日本政策金融公庫から創業融資の
申し込むかたはたくさんいます。
そのなかには、
資本金(自己資金)は
0でも融資がたくさん
受けられないかと考えるかたもいます。
たしかに
日本政策金融公庫の
「新創業融資制度」では、
建前上、資本金(自己資金)の
9倍が融資限度額として定められているため、
そのように考えるのも無理はありません。
ところが、
日本政策金融公庫の2017年の
新規開業実態調査には、
公庫から融資を受けた方の
自己資金の割合は約1/5、
自己資金の平均は約300万円です。
資本金(自己資金)に関しては、
10万円で合同会社を作ろうとする方も
たくさんいますが、
公庫から創業融資を受けようと思ったら、
ある程度の資本金(自己資金)は必要です。
また、
資本金(自己資金)が100万円未満だと、
「小さな会社だな。」
と思われたり、
事務所家賃の保証金や
備品の購入代金、
仕入代金や人件費などで
すぐになくなってしまいます。
さらに
業界未経験で
新たに会社を作って
創業融資を受けようとする場合、
自己資金が0だと
いっそう融資の審査は厳しくなります。
資本金(自己資金)が0だと
いいことはないのです。
資本金(自己資金)は
公庫との面談の際に、
預金通帳により、
その蓄積状況が確認されます。
面談前に一時的に他から
お金を借りて資本金(自己資金)に
見せかけようとすると、
それは、「見せ金」となり、
公庫の担当者からは、嫌われます。
姑息な手段は避けるようにしましょう。