埼玉県で起業する場合
創業融資は大きく二種類に分かれます。
・新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を2期終えていない方
・雇用の創出を伴う事業等の一定の要件に該当する方
・新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方は
創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金
(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方
このうち、多くの方は
・新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を2期終えていない方
に該当すると思います。
設備資金および運転資金
3,000万円(うち運転資金1,500万円)
となっていますが
1000万円以上の融資希望額は
高額との認識が公庫担当者にはあり
数百万円~500万円の融資額で落ち着くこともよくあります。
各種融資制度で定めるご返済期間以内
融資制度、使い道、融資期間、担保の有無などによって異なる利率が適用されます。
利率の詳細は各支店に聞くのがベストです。
埼玉県ですと
お近くのさいたま支店、浦和支店、川越支店、熊谷支店、越谷支店
といったところです。
埼玉県内に事業所を有するなど一定の要件に該当する方で
・開業後5年未満で新たに開業しようとする方(新事業創出貸付)
・資格や勤務経験を活かして開業しようとする方(独立開業貸付)
・新たに開業しようとする女性又は35歳未満の若者(女性・若者起業家支援貸付)
設備資金および運転資金
(新事業創出貸付)
設備資金および運転資金ともに1500万円
ただし再挑戦支援保証は1000万円
(独立開業貸付)
設備資金は3000万円
運転資金は1500万円
(女性・若者起業家支援貸付)
設備資金および運転資金ともに1500万円
運転資金 7年以内(据置期間1年以内を含む。)
設備資金 10年以内(据置期間1年以内を含む。)
(新事業創出貸付)
1年超3年以内 0.7%
3年超5年以内 0.8%
5年超10年以内 0.9%
(独立開業貸付)
1年超3年以内 0.8%
3年超5年以内 0.9%
5年超10年以内 1.0%
(女性・若者起業家支援貸付)
1年超3年以内 0.7%
3年超5年以内 0.8%
5年超10年以内 0.9%
結論を言ってしまえば二つの創業融資のうち
日本政策金融公庫のほうを選んだほうがいいと思います。
日本政策金融公庫の場合、窓口が一つなのに対し
埼玉県の場合(東京都の場合も同様ですが)
埼玉県と埼玉県信用保証協会、指定金融機関の3つが連携する分
足並みをそろえるのに時間がかかり
融資実行が遅いのが特徴です。
埼玉県では県が金融機関に利子を補助することで
起業する方の利子負担の軽減を図っていますが
早めに融資を実行し、スムーズに事業を軌道に乗せるには
日本政策金融公庫の創業融資がおすすめです。