内装業の開業資金調達のため
日本政策金融公庫の創業融資を受ける場合などは
売上予測をし、借入が返済可能か検討する必要があります。
内装業で開業するかたの多くは
勤務時代からの人脈を生かし
販売先や仕入先、外注先といったものが確保されています。
販売先が複数ある場合は
上位3社ほどあげ
それぞれのシェア、掛取引の割合
末日締め、翌末回収といった回収の条件
をそれぞれ整理します。
そして、1月あたりの工事件数や工事単価を見積もり
それらを掛け合わせることで
1月あたりの売上予測をします。
販売先が1社であれば
売上予測は簡単に行い
利益計画の見直しに力を入れてよいかもしれません。
仕入先、外注先が確保されている場合
1月あたりの予測売上に
原価率をかけることで予測売上原価が出ます。
予測売上から予測売上原価をひくと
予測粗利益が出ます。
予測粗利益から人件費や家賃
支払利息他といった経費を引くと
1月あたりの予測営業利益が出ます。
この予測営業利益ですが
創業当初はマイナスでも問題ありません。
創業後、半年くらいをめどに
黒字に転換できるように計画を立てることが大切です。
その際は、
・軌道に乗るまでに受注がどのくらい伸びるのか
(工事件数を増やすか、工事単価を増やすか)
・軌道に乗るまでに原価率はどの程度下げられるか
といったことを検討し
粗利益を増やすことを具体的に検討してもいいでしょう。