最近、中国、韓国を中心に
外国人の方から創業融資の相談が増えています。
外国人の方にとって最大の問題は
日本政策金融公庫が外国人に融資してくれるのか?
といったことのようですが
永住権の取得など、一定の要件満たせば
日本政策金融公庫は外国人に融資をしてくれます。
東京都内では
港区などは外国人の起業家が多く
平成28年には、日本政策金融公庫東京中央支店
が中心となり、『外国人起業家サポート@港』
を立ち上げています。
北区や川口でも
外国人の方で起業するかたは増えています。
そこであらためて
日本政策金融公庫の公刊物等を調べてみたところ
外国人の起業家が
公庫からお金を借りるにあたっての条件等について
具体的に書かれたものはなかなか見当たりませんでした。
公庫の公刊物等以外では
インターネットには
いろいろな情報が出ていますが
個別の事情に関しては
やはり公庫に直接確認したほうがいいでしょう。
ちなみに外国人留学生が
日本政策金融公庫の融資を受ける場合は
・日本での住民登録
・在留資格として事業経営をしてよい旨が書かれていること
の二つが要件となります。
外国人で留学生だから
公庫が融資してくれないというわけではありません。
外国人の方は日本の政府系金融機関である
日本政策金融公庫に
外国人だからという理由でお金を
貸してもらえないんじゃないか?
という強い先入観を持ちがちなようですが
『外国人起業家サポート@港』のように
支援の輪が広がっているのは事実です。
いずれは
新企業育成貸付の枠に
外国人起業家向けの制度が入っても
いいような気もしますが
公庫の「創業の手引」などにも
そのあたりのところがまだ書かれていません。
そのため
外国人留学生のかたは
日本での住民登録等について確認しつつ
お近くの公庫に直に確認したほうがいいでしょう。