クラウド等の普及で
財務会計にかける
時間が短縮し
管理会計にシフト…
本当にそうなるんでしょうか?
目次
・財務会計で精一杯?
・管理会計が浸透しない…
・管理会計の今後
財務会計とは
取引を仕訳し
総勘定元帳から
試算表、決算書を
作成するものです。
日本中どこでも
やっている
普通のことです。
昨今、この財務会計は
クラウドによって
楽になると言われ
5年くらいたっていますが
実務の現場では
そうでもありません。
仕訳がクラウド化されても
申告期限までに
関与先からデータを
もらうため
何度となく
督促を繰り返すといった
アナログなことが
幅を利かせています。
クラウド化が
決算書の早期仕上げに
貢献するのは
事実だとしても
データをくれる
人が時間にルーズだったり
すると
決算書は申告期限ギリギリで
財務分析等まで
行うのが
困難となったりします。
管理会計は
戦略会計、未来会計
とも言われますが
今日、明日
食べてゆけるかを
心配する
中小零細企業には
財務会計だけで
精一杯です。
新型コロナウイルス感染症
により休業する
店にとって
経営計画の作成より
目先の
資金繰りのほうが
重要となるためか
帳簿の作成を楽にして
管理会計まで進むのは
困難だと言えます。
管理会計が
浸透するかどうかは
事業の規模にも
よりますが
事業者の性格も
ものをいいます。
たとえば
創業時に創業計画書など
を作成している
事業者は
その後も
経営計画を立てたり
月次の数字を
こまめにチェックする
傾向があります。
中小零細の経営者でも
創業計画書を
作成していると
その後の数字の
管理がしっかりし
安定した
経営ができます。
そう考えると
管理会計の実践に
必要なのは
事業の拡大や
クラウドの普及だけでなく
創業計画の作成
なのかとも思います。