借入金月商倍率とは
借入が月商の何倍かを
算定し
借入残高が適正かを
見るものです。
創業者のための
借入金月商倍率について
考えてみました。
目次
・借入金月商倍率とは
・創業融資と借入金月商倍率
・借入金月商倍率以外のポイント
借入金月商倍率とは
借入金÷月平均売上高
で表せます。
借入金月商倍率は
お金を借り過ぎているか
どうかを
確認できるものです。
借入金月商倍率が
12ヵ月以上となり
借入金が年商を
超えるようだと
危険と判断されます。
業種によって
借入金月商倍率の
危険度は
変わるものの
借入金月商倍率が
6ヵ月以上は要注意
借入金月商倍率が
4ヵ月未満は
安全と言っていいでしょう。
借入金月商倍率のまとめ
借入金対月商比
12ヵ月以上…危険
6ヵ月以上…要注意
4ヵ月未満…安全
借入金月商倍率は
公庫から
創業融資を受ける際も
検討してみると
おもしろいです。
公庫の
業種別経営指標や
新規開業実態調査には
借入金月商倍率の
黒字平均といったものは
見当たりませんが
創業計画書を作成する際
軌道にのったときの
月商と
創業融資を比較し
創業融資÷軌道にのった月商
を見積もってみると
いいでしょう。
一般的な
借入金月商倍率のもとでは
4ヵ月未満が
安全と言われていても
創業融資の場合は
この借入金月商倍率が
一ヶ月未満ということも
珍しくありません。
つまり
300万円の創業融資
を受ける場合
軌道にのったときの
月商が350万円程度の
場合もあるということです。
過去の創業融資の
成功事例などを
見ていると
創業融資の際は
借入金月商倍率が
やや保守的な傾向を
示すようです。
創業融資では
借入金月商倍率が
直接問題になるとは
思えませんが
借入金月商倍率以外に
自己資金の割合や
資金使途の妥当性
といったところが
問われます。
これらのポイントが
総合的にまっとうなら
おのずと
借入金月商倍率も
安全なものと
なってゆくはずです。
つまり
借入金月商倍率とは
創業融資の場合は
自己資金の割合などが
適正であれば
おのずと
安全なものとなるので
あくまで
参考の一つとすればいい
というものだと思います。
創業融資の場合は
あくまで
総合力が問われますので
創業融資を
お考えの方は
お気軽にお問い合わせください。