会社設立の際に
資本金は多いほうが
信用力があっていいが
その分
税金が重くなる
とよく言われますが
日本人の
平均貯蓄額からは
資本金は
多いほうが
いいと思います。
目次
・会社設立と資本金
・資本金階級と平均貯蓄額
・資本金は多いほうがいい
資本金とは
出資者から
集めたお金です。
資本金を元手に
会社設立後の
運転資金や
設備資金の
運用が始まります。
会社設立の際に
現物出資ではなく
現金出資をする場合
いったん
出資者代表の
個人口座に
振り込みます。
中小企業の
代表者の場合
資本金は
代表者の
個人口座の
残高が限度と
なることが
多いです。
日本政策金融公庫
の2019年の
新規開業実態調査
によると
開業時の年齢は
40歳代が36.0%
と最も高く
次いで30歳代が
33.4%を
占めています。
厚生労働省が発表した
「平成28年
国民生活基礎調査」
によると
30代の平均貯蓄額は
403万6000円
40代の平均貯蓄額は
652万円
となっています。
個人での開業や
会社設立をする
割合の高い
30代~40代の
平均貯蓄額は
400万円~
600万円台です。
会社設立の
資本金が
こうした
平均的な
貯蓄額によって
払込まれている
のを裏付けるように
平成27年度分の
国税庁の
会社標本調査では
資本金階級が
1000万円以下の
法人が
最多の85.6%
平成26年の
総務省の
経済センサスでは
資本金階級が
300万円以上
500万円未満の
会社の割合が
34.6%とと
最も高くなっています。
3分でわかる資本金の平均|会社の資本金300万円は少ないの?
こうした
会社を設立する
年齢層の
平均貯蓄額を
もとに
資本金をどんなに
多めに設定しても
会社設立時に
資本金が
1000万円以上
となり
初年度から
消費税を
払うということには
なかなか
なりにくいと
思います。
平均貯蓄額を
もとに
資本金の
多寡を考察するなら
資本金は
多いほうが
いいでしょう。
資本金が
どんなに多くても
300万円~600万円
くらいの範囲なら
税金が
重くなることは
考えづらいですし
この範囲なら
日本政策金融公庫の
創業融資が
おりた
事業所の平均
ともかぶります。
また
資本金が多いと
運転資金の
枯渇を
防ぐことにも
つながります。
資本金が多い
メリットとして
信用力や融資を
あげる方は
たくさんいますが
そもそも論として
資本金として
捻出できる
貯蓄額について
考察しても
いいのでは
ないでしょうか?