日本政策金融公庫の
「250万円未満の
少額開業の実態」という
調査から
近年の開業費用は
少額化の傾向を
たどっています。
少額の創業資金調達
のカギとは。
目次
・少額創業って?
・少額創業の経営者とは
・少額創業資金調達方法
・少額創業に必要なもの
日本政策金融公庫の
「250万円未満の
少額開業の実態」という
調査では
開業費用が250万円未満の
新規開業企業を
「少額開業」
としていますが
東京商工リサーチの
2018年の
「全国新設法人動向」調査
では
資本金100万円未満の
法人を小規模法人と
呼んでいます。
会社設立の場合は
資本金が
100万円未満なら
少額創業と
言えます。
日本政策金融公庫の
「250万円未満の
少額開業の実態」という
調査では
少額創業の経営者
の特徴として
女性や若者が
多いです。
開業動機として
「自由に仕事が
したかった」
というのが
もっとも多いです。
これは
近年の合同会社の
設立の増加とも
重なります。
合同会社の場合
株式会社に比べ
設立コストも安く
株主総会も不要など
経営の自由度も高いです。
日本政策金融公庫の
創業融資のうち
6割は個人事業主ですが
今後、少額創業の際
合同会社を設立する
女性や若者が
増えてくるでしょう。
少額創業の
資金調達ですが
もっとも
ポピュラーなのは
日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫の
国民生活事業の
1企業あたりの
平均融資残高は
約700万円と
信用金庫の
約3900万円に
比べたら
そもそも論として
少額です。
少額の創業資金調達では
まず資金調達先を
日本政策金融公庫に
するのが無難です。
少額創業では
開業準備期間を
1年くらいとり
創業計画を
立てることも
重要です。
開業準備期間が短いと
創業融資を
受けたくても
自己資金が十分で
なかったり
取引先の確保が
中途半端な状態で
創業することに
なりかねません。
また
少額創業資金調達
にあたり
創業計画で
節約することも
重要です。
・中古設備の購入
・内装を自分でやる
・家族に働いてもらう
・SOHOを活用する
といった
節約により
運転資金や
設備資金を減らせば
自己資金に対し
無理なく
創業融資が
受けられる
可能性が広がります。
実際に
少額で創業される
方のお話を聞いていると
創業までの
準備が短い傾向からか
資金調達の方法や
会計、税務といった
ものに対する
アドバイスを
強く求める
傾向にあります。
日本政策金融公庫は
資金調達の相談は
できますが
会計、税務の相談は
難しいでしょう。
税務署は
その逆です。
少額創業に必要なのは
こうした
お金のことに
関する総合的な相談の
できる税理士と
言えるでしょう。