会社設立の
初年度の
課税売上高が
1000万円を
超えると
会社設立の
3年目から
消費税が
かかります。
消費税の
経理には
税込経理と
税抜経理の
二つがあります。
目次
・税込経理と
税抜経理の例
・税込経理と
税抜経理の
少額減価償却
・税込経理と
税抜経理は
どっちがいい?
会社設立の
2年目までで
消費税が
かからない
場合は
税抜経理に
する必要は
ありません。
税込経理です。
税抜経理の例
仕入7,000円 買掛金7,700円
仮払消費税等700円
現金11,000円 売上10,000円
仮受消費税等1,000円
税込経理の例
仕入7,700円 買掛金7,700円
現金11,000円 売上11,000円
これらを
一見
比較すると
税抜経理の
利益は
3000円
税込経理の
利益は
3300円と
見えますが
税込経理では
預かった
消費税1000円
から支払った
消費税700円を
差し引き
租税公課
という経費で
300円計上
できるため
税込経理の
利益も
3300円
-300円で
3000円と
税抜経理と
等しくなります。
なお
原則として
税込経理と
税抜経理の
併用は
認められません。
また
会計事業年度が
変更する際
税込経理から
税抜経理に
変更すると
過年度の
財務諸表の
比較が
むずかしく
なります。
会社が
税抜経理か
税込経理の
どちらを
採用しているかは
注記を
見れば
わかります。
仮に
会社設立の
3年目で
会社が
課税事業者
となり
本体価格
98,000円の
備品を買った
とします。
その場合
税抜経理なら
本体価格が
10万円未満
なので
消耗品費で
経費にできます。
一方
税込経理なら
税込で
107,800円
となり
原則資産計上
となります。
この場合
会社の節税のため
青色申告している
多くの会社なら
別表16(7)
を添付して
申告していれば
一括で
償却できるので
税抜経理と
同じ結果と
なります。
消費税の
税込経理と
税抜経理は
どっちが
いいのでしょうか?
様々な
議論が
あるかと
思いますが
税理士事務所に
記帳代行を
依頼する場合は
どちらでも
いいと思いますが
自分で
記帳する場合は
税込経理の
ほうが
やりやすいと
思います。
税抜経理の
場合
仕訳を一つ
処理するごと
に仮払消費税
仮受消費税と
それに
対応する
勘定科目を
分ける必要が
あります。
これらの区分が
若干
煩雑になること
から
税込経理の
ほうが
シンプルと
言えます。