税理士から提案がほしい・・・
税理士から提案が欠ける理由や
税理士から提案があるとうれしいこと
そして税理士から提案を促すために
できることなど、簡単にまとめてみました。
このコラムでは
提案=未来志向
といった感じで「提案」という
言葉を使用しています。
目次
・税理士から提案が欠ける3つの理由
・税理士から提案があるとうれしい3つのこと
・税理士に提案を促す3つの方法
税理士から提案が
欠ける理由を3つほど
あげてみます。
税理士から提案が
欠ける理由のひとつに
業務の正確さが
提案より優先されることが
あると思います。
法人税の申告書の正確さは
過去の取引記録を正確に写し取り
税法に正確であることで
成立します。
提案とは、これから起こる
未来に向けてのことであるため
税理士の業務の性質上
正確さより
後回しになる傾向にあると感じます。
会社設立以来
何年も決算を担当していると
仕事がルーティン化し
提案をすることが
少なくなってしまうことが
税理士にもあります。
税理士が関与先の方々へ
提案をする際には
事前の下調べや
提案資料の作成などの
工数がかかることがあります。
通常業務に加え
こうした工数をかけてまで
提案を行うトピックスが
ないと判断されれば
提案は、なかなか
行われないと思います。
税理士から提案があると
うれしいことを3つほど
あげてみます。
個人的な見解ですが
税理士から提案があると
うれしいことというのは
関与先の方々の未来を
ともに考える姿勢に
あるのではないかと
思います。
税理士から提案があると
うれしいことの一つに
このまま決算をしたら
来年以降の税金や
役員報酬、社会保険料はどうなる?
といったところだと思います。
決算書とは過去の数字ですが
決算書を作成する過程で
会社の未来について
様々な提案が
税理士には、できると思います。
税理士から提案があると
うれしいことの一つに
株式評価もあると思います。
このまま
事業承継をしたら
どのタイミングで
誰に、どのように株式を移転すればいいか
などといったことを
税理士が提案することもあります。
会社の経営計画は
会社の自由に作れるものですが
このまま行ったら
会社の数字がどうなるか
というのは
過去の決算書のデータを
もつ税理士の提案があってもいいでしょう。
税理士に提案を
促す方法を3つあげてみます。
税理士に提案を促すには
決算の際に
資料を早めに渡すと
いいかもしれません。
資料を早めに渡してくれれば
決算書も早くでき
税理士にも提案のゆとりが
うまれるからです。
税理士に提案を促す方法として
年に一度は税理士と会うなど
コミュニケーションを
しっかりとる必要があります。
税理士に提案を促す方法として
税務以外にも各種補助金や
融資のことなど
いろいろ税理士に相談することも
必要だと思います。
関与先の方々からさまざまな
リクエストがあれば
税理士のアンテナも広がり
さまざまな提案がしやすいと
思います。