会社設立の際、資本金は
1万円でもOKなため
起業するにあたり、貯金は
必須とは言えません。
しかし、起業するなら貯金したほうがいいでしょう。
目次
・起業は貯金なしでできるの?
・起業で貯金が必要な理由
・起業で貯金はいくら必要なの?
結論を言えば
起業は、貯金なしでもできると思います。
ただし
貯金なしで起業する際は
以下のような条件を確認する必要があります。
・起業の際、貯金なしでもやっていけるだけの売上が見込める。
・起業の際、貯金なしでもお客様の確保ができる。
・起業の際、貯金なしでも親族からお金を貸してもらえる。
・起業の際、貯金なしでも配偶者が働いてお金を入れてくれる。
貯金なしで起業するといっても
上記のような条件を満たさず
興味本位で
新しいビジネスに手を出してしまうと
起業そのものは、できたとしても
事業に行き詰まる可能性があります。
起業の際
貯金が必要な理由としては
許認可や融資
取引先に対する信用力といった
点があげられます。
一般建設業の許認可であれば
資本金は500万円以上必要ですし
日本政策金融公庫から
創業融資を受ける際も
融資の実質基準は
資本金(自己資金)の2~3倍と
言われています。
また
資本金が100万円未満だと
取引先から、会社の規模が小さいと
思われてしまいます。
何より
起業するまでに貯金が少ないと
起業してからの
運転資金がすぐに底をついてしまいます。
起業してからすぐに
安定した売上が見込めるなら
貯金は、それほど多くなくてもかまいませんが
そうでない場合
起業するまでに
一定の貯金があったほうがいいでしょう。
2020年の日本政策金融公庫の
新規開業実態調査では
自己資金の平均が
266万円でした。
起業で貯金がいくら必要かと言えば
業種や規模によって異なるため
一概に言えませんが
おおむね300万円くらいは
貯金があったほうがいいでしょう。
あるいは
貯金を少なめに見積もって
50万円くらいとし
300万円を起業の際に
公庫から借りるという
選択肢もあるかもしれません。
サラリーマンをしながら
起業のために
50万円~300万円ためるには
数年以上かかることも
珍しくないかと思います。
ただし
それだけの期間をかけて
計画的に起業できれば
起業は、スムーズになると思います。
起業の際、貯金が重要なのは
起業における計画性と
結びついているからです。