合同会社より株式会社を設立する方も
多くいますが
それは、合同会社が株式会社よりも
危ないことを意味するわけではありません。
目次
・合同会社が危ない?
・合同会社も株式会社も
合同会社を設立すると
株式会社に比べ
会社を大きくできないから
危ないのでは?
と思われるかたも
いるかもしれません。
ただし
ここで検討したいのは
会社を大きくするということは
どういうことか?です。
会社を大きくするため
営業活動を頻繁に行い
たくさん名刺交換をするとき
社名に「合同会社○○」と書いてあると
「株式会社○○」と書いてある場合に比べ
印象が悪いのでしょうか?
あるいは
会社を大きくする目的が
株式公開による上場だとすれば
合同会社は、株式がなく
上場できない点で
危ないと思われるのでしょうか?
会社を大きくするということですが
それは、頻繁な名刺交換や
株式公開にとどまりません。
前年比、売上が10%増であっても
会社を大きくすることですし
従業員が増え、工場を新設することであっても
会社を大きくすることです。
合同会社を設立すれば
たしかに上場はできませんが
売上や従業員を増やして
会社を大きくすることはできます。
そのため
合同会社が株式会社よりも
会社を大きくするうえで
信用力が欠けるとしても
それほど
大きな問題はないと考えられます。
会社を大きくしたいから
合同会社はやめておいて
株式会社を設立しようとすることは
自由ですが
その際は
会社を大きくするって
どうゆう意味があるのか?
問い直してもいいでしょう。
そもそも
合同会社も株式会社も
税務上の有利不利は
存在いたしません。
たしかに会社設立の段階では
合同会社のほうが
時間もコストも株式会社より
お得になります。
だからと言って
安かろう悪かろうと
合同会社が危ないというわけでもありません。
会社が危ないかどうかは
株式会社か合同会社かという
会社の種類ではなく
・会社の資本金が少ないから危ない
・会社の売上が少ないから危ない
・会社の申告をしていないから危ない
・会社の経営計画がないから危ない
・会社に税理士がついていないから危ない
・会社のお金を使いこんでいるから危ない
といった会社の内情に照らし
危ないかどうかは、判断されます。
合同会社だから危ないということは
ないといってもいいでしょう。
むしろ
実際に会社設立をすれば
ほとんどの会社で
株式会社も合同会社も
運営に大きな差はないと
思われます。