起業するなら儲かる業種が
よさそうなものですが
実際、儲かるかどうかは
さまざまな要素を検討してもいいでしょう。
目次
・起業で儲かる最大の理由
・起業で儲かる業種って?
・儲かる業種の栄枯盛衰
・儲かる業種がいいかどうか
起業で儲かる最大の理由は
他人に自分の給与を決められなくなる点です。
起業したら
個人事業主の場合、給与所得者でなくなり
会社設立の場合、自分の給与を自分で決められるようになります。
起業する前は
他人に給与を決められるため
自分に分配される給与は
限られたものとなりがちでしたが
起業したら
頑張った分だけ
自分にどれだけ、分配できるかを
自分で決めることができます。
税理士をしていると
よく聞かれることに
今、儲かる業種って何ですか?
ということがあります。
儲かる業種と聞かれたら
いくつか、思い浮かぶ業種もありますが
多くの税理士は
税務の現場で
儲かる業種について
常にチェックはしていないと思います。
また
起業して儲かる業種について
聞いたところで
自分が儲かるとは限りません。
儲かる業種であれば
競合も多く
成功するのは、一握りということもあり得ます。
長年、会計事務所にいると
儲かる業種にも栄枯盛衰があるのを
目にします。
仮に今、儲かる業種であったとしても
10年、20年後は
どうなるかわかりません。
また、今、儲かる業種で売上を
つくることにこだわりすぎると
どんどん業種が変わってゆくことにも
なりかねません。
そうなると
一つの分野での専門的な知識や
ノウハウが蓄積しずらくなります。
起業して儲かる業種に
つくことは、ハッピーなことだと思いますが
儲かる業種であれば
何でもいいのでしょうか?
それほど、儲かる業種で起業したわけではないが
時間やお金が自由になるし
社会貢献にもなっていると実感できれば
それは、それで、ハッピーです。
また、今後、儲かる見込みの薄い業種だけど
家族のために、会社設立して頑張るという
生き方も、ハッピーだと思います。
要するに、起業して
儲かるのは、何のためか
儲かる先に、何を実現したいかなどを
経営計画に書いておくといいでしょう。
起業して、儲かることは
一つの手段だと思います。
儲かること自体が目的ではないと思います。
そのため
儲かる業種につく前に
そもそも、儲かるってどうゆうことなのか?
経営計画を通じて見つめなおしてもいいでしょう。