起業したら、すべての人が
一年目から黒字がでるわけではありません。
起業したら一年目で赤字が出ることも
けっこう、あります。
起業、一年目の赤字ってどんな感じか
私見を述べてみます。
目次
・起業一年目の赤字ってこんな感じ
・起業一年目の赤字の対策
起業一年目の赤字について
どんなイメージをお持ちでしょうか?
赤字というと、利益がマイナスになるわけですから
起業一年目の赤字というと
なんとなく、悪いイメージかもしれません。
しかし
実際、実務で、起業一年目の赤字にあった方と
接していて思うのは
起業一年目の赤字といっても
ごく自然に、受け入れられているといったところです。
その理由として
起業一年目は、軌道にのるまでの準備期間だから
どうしても、赤字にならざるをえないといったことや
起業一年目の赤字を翌期以降、繰り越してゆくことで
節税になるといったことなどがあげられます。
その背景には
起業一年目で赤字になっても
起業二年目で黒字化すれば
赤字になった分は、十分、回収できるといった
算段が働いています。
もっとも、起業一年目の赤字がもとで
すぐに廃業する事業者もあるので
すべての事業者が、起業一年目の赤字を
ごく自然に、受け入れられるというわけでもありません。
ただ
実務上、感じることは
起業一年目の赤字は、過度におそれるようなものでも
ないということです。
起業一年目に赤字を出したとしても
起業の際の自己資金などが十分であれば
それほど、おそれる必要はありません。
そのためにも
起業する際は、創業計画などを作成し
十分な資金を用意しておくことが必要です。
あるいは
いざ、赤字になった際に
一時的にお金を貸してくれる金融機関や親族、知人など
にもあたりをつけておくといいでしょう。
起業一年目の赤字への対策としては
役員報酬や社会保険料の設定などをきちんと行うことも重要です。
起業一年目からある程度
自分で設定可能なこれらの経費の見積もりをずさんにすると
起業一年目の赤字につながることがあります。
要するに
起業一年目の赤字の対策としては
・起業一年目で赤字に対処できるだけの十分な資金を確保すること
・起業一年目の損益予測をしっかり行うこと
などが必要となります。
これらの対策について
税理士らの専門家を活用することも有効です。