税務申告を自分でやる際に注意したい
点を7つほど、あげてみます。
目次
・税務申告を自分でやる際に注意したい点①作成時期
・税務申告を自分でやる際に注意したい点②資料収集
・税務申告を自分でやる際に注意したい点③帳簿
・税務申告を自分でやる際に注意したい点④添付書類
・税務申告を自分でやる際に注意したい点⑤税制改正
・税務申告を自分でやる際に注意したい点⑥手計算と検算
・税務申告を自分でやる際に注意したい点⑦第三者の確認
税務申告を自分でやる際
税務申告の書類の作成時期を
確認することが基本です。
会社の法人税等の申告であれば
事業年度終了の翌日から2ヶ月以内に
法人税等の申告と納税を行う必要があります。
そのため、会社の税務申告を自分でやる際は
まず、いつ事業年度が終了するのかを確認のうえ
いつ、税務申告の書類を自分で作成するかを
確認する必要があります。
税務申告を自分でやる際は
こうした作成時期をおりまぜた
スケジュール管理が必要です。
税務申告を自分でやる際
資料収集が大切です。
資料とは、経費のレシートや
賃金台帳、売上の請求書
試算表や総勘定元帳といった帳簿書類です。
これの資料は、日ごろから
こまめに、レシート類を保管整理したり
帳簿書類のデータ入力などをすませておくことが
大切です。
年に一回、あわてて整理すると
どうしても、漏れや抜けが生じがちとなり
結果的に、税務申告の際
不必要に高い税金を支払うことにもなりかねません。
税務申告を自分でやる際
帳簿をしっかりつけることも重要です。
経費のもれがないかどうか
売上の計上時期は、間違っていないかどうか
などは、のちのち、税務調査等でも
問題となることがあります。
税務申告を自分でやる際
注意したい点として
添付書類の作成をおろそかにしない点も
あげられます。
添付書類とは、法人税の申告の場合
決算書のほか、勘定科目内訳明細書なども含みますが
この勘定科目内訳明細書の借入の残高の数字と
金融機関が把握している貸付の残高の数字が
一致していないと
のちのち、金融機関からその理由等について
確認を求められることがあります。
添付書類をしっかり作成しておくと
申告書も作成しやすいです。
税務申告を自分でやる際
注意したい点として
税制改正です。
税務申告は、毎年、行います。
消費税のインボイス制度をはじめ
毎年、税制改正に対応するには
そのつど、税務ソフトのアップデートの確認等も
必要になってきます。
税務申告を自分でやる際
多くの方が税務ソフトを使うと思いますが
その際、概算でもいいので
手計算と結果が一致するかどうかも
確認するといいでしょう。
たしかに、税務ソフトの計算の精度は
高いですが
手計算の場合、計算手順の理解が求められます。
そうした理解のもとで
数字が算出されていないと
税務申告で、のちのち、課税庁と意見が食い違った場合など
説明に窮する場合があります。
所得税の確定申告などで
自分で税務申告の書類を作成したのち
第三者である税理士に申告内容の確認を求める方もいます。
税務申告は、どんなに簡単な内容の申告でも
やはり、専門的な知見と多くのチェック項目を要するものです。
それらを100%完全に行わなくても
申告内容が是認される場合もありますが
やはり、精度を高めるに越したことはありません。
税務申告は、納税者や税務署、金融機関など
を結びつける重要な書類です。
自分で税務申告する場合でも
やはり、第三者のチェックは、受けたほうがいいでしょう。