決算の整理をしていると
・売掛金の数字がエクセルと決算書で合わない。
・預金の残高が帳簿と通帳で合わない。
など、さまざまなズレが生じます。
目次
・決算で数字が合わない場合
・決算で数字が合わない場合、どうするか
決算の数字が合わないことで
税理士と議論したことがある方も
いると思います。
決算で数字が合わない場合を
いくつかあげてみます。
・会計ソフトの試算表の「現金」がマイナスとなり、実態と合わない。
・売掛金の数字がエクセルと決算書で合わない。
・預金の残高が帳簿と通帳で合わない。
・役員からの借入金や役員への貸付金が実感と合わない。
・減価償却資産の帳簿残高が、減価償却資産の台帳と合わない。
・預り金の帳簿残高が、賃金台帳の集計と合わない。
・法人税等の中間納付の支払の記録が帳簿から漏れ、メッセージボックスの数字と合わない。
・税理士の試算表に出た利益が経営者の実感と合わない。
などなど、決算で数字が合わない場合は
さまざまです。
決算で数字が合わない場合というとき
その数字が、経営者の実感と合わない場合と
通帳などの証票と合わない場合が多いと感じます。
決算の数字が経営者の実感と合わない場合
経営者が税理士に経費書類などをすべて渡し切れていないことや
税理士事務所の側の数字の確認漏れなど
数字を作る側と経営者のコミュニケーション不足であることが
多いです。
決算の数字が証票と合わない場合
会計ソフトの試算表を出力する際の操作ミスや仕訳ミスなど
証票の出力の仕方や、会計処理のミスであることが
多いです。
決算で数字が合わない場合といっても
いきなり決算で数字を合わせようとするから
数字が合わなくなりがちです。
マイクロ法人が年に一回、決算だけ
税理士に依頼する場合
法人の規模が小さければ
いきなり決算で数字を合わせることにも無理はありませんが
決算で数字を合わせるには
毎月、一回、試算表を作成し、証票と帳簿の数字をチェックする
といったことを地道に繰り返すのが確実です。
決算で数字が合わず
当初の実感よりも利益が出た場合
税金の負担が重くなることもあります。
決算で数字を合わせるためにも
税理士に定期的に試算表をチェックしてもらうなどの
対策が必要です。