個人事業主であれ
会社経営者であれ、決算は基本的に避けて通れません。
決算の目的について、簡単にご紹介します。
目次
・決算の目的①数字の把握
・決算の目的②税金の計算
・決算の目的③資金調達
・決算の目的④社会的信用
事業をしていれば
毎年1回は、損益計算書や貸借対照表等の決算書を作成します。
これらの決算書を作成することを
決算と呼ぶのが一般的です。
決算の目的の一つは
決算書によって、その年の財政状態や経営成績を
数字で把握することにあります。
たとえて言えば
それは、毎年、1回の健康診断のようなものです。
健康診断により、尿酸値や体重の数字を把握することで
体の状態がいいか、悪いか、把握できるように
決算をすることで
事業の調子が上向きか、低調か
把握できます。
決算の目的には、税金の計算も
含まれます。
法人税法では、会社の決算の利益に
一定の調整をすることで
税務上の課税所得を計算します。
法人税法上の課税所得は
課税の公平性等を目的としている点
企業会計上の目的と異なります。
決算の目的には、資金調達も含まれます。
金融機関からお金を借りる際も
事業再構築補助金などの補助金の申請の際も
決算書は、必要です。
決算の目的には
社会的信用も含まれると思います。
何年も無申告で決算をしていないと
税務調査が入る可能性もありますし
融資や補助金は受けられません。
もちろん、さまざまな事情で
決算がおくれたり
決算ができない場合もあると思います。
その場合は
税理士に相談し、決算をすませるように
努力することが重要です。