会社設立して、初めての決算をむかえる方へ
・決算とは、そもそも何をさすのか
・決算の流れ
・初めての決算をどう乗り切るか
・決算しないとどうなるか
簡単に説明します。
目次
・会社設立して、初めての決算:決算とは、そもそも何をさすのか
・会社設立して、初めての決算:決算の流れ
・会社設立して、初めての決算:初めての決算をどう乗り切るか
・おわりに:会社設立して、決算しないとどうなるか
決算とは、決算書をつくることを意味します。
決算書とは
会社の現金や、借入、資本金などをのせた貸借対照表や
会社の売上や経費、利益をのせた損益計算書などを
総称したものですが
決算と、一言で言っても、その意味は、もう少し広いです。
というのも、会社の場合、事業年度の終了の翌日から
2ヶ月以内に、決算書を添付したうえで、法人税等の申告書を提出し
納税がある場合には、納税まで済ます必要があるからです。
つまり、会社の決算とは、決算書の作成に加え
税務書類の作成や納税までをさすため
意外と、その意味するところは、広いです。
こうした決算の意味するところが、意外と広いため
決算とは、決算書をつくることだけだと考えている方の場合
その流れや、その乗り切り方を確認する必要があります。
会社設立して、初めての決算の大まかな流れは
帳簿をつける→決算書や税務書類を作って、提出する→納税する
といったものです。
会社設立して、初年度で売上が1億円を超えるような会社の場合
事業年度終了してから、帳簿をつけていては
申告期限に間に合わないおそれも出てきます。
初めての決算をスムーズに行うためには
事業年度終了までに、いかに帳簿をこまめにつけておくかが
ポイントです。
会社設立して、初めての決算をどう乗り切るかですが
会社設立して、初めての決算を
自力で乗り切るかたは、ほとんどいません。
9割の会社は、税理士に任せています。
というのも
会社の決算とは、決算書の作成に加え
税務書類の作成や納税までをさし
税金と密接なつながりがあり
これらの書類の作成には、専門知識が必要だからです。
ここまで、このコラムを読んでくれた方で
会社の決算は、税金と密接なつながりがあるということで
いっそ、決算しなかったら、税金も納めなくていいんじゃないか?
と思った方もいるかもしれませんが
そうした考えは、危険です。
会社設立して、決算をずっとしないままだと
後日、税務調査が入るリスクが高まります。
そうなると、追徴課税などにより
まじめに決算して、納税していた以上の税金を納めることになります。
また、決算しないままだと、会社の運転資金の借入を
銀行からしたくても、融資がおりません。
そのため、会社設立したら、まじめに
決算するのが、ベストです。