飲食の創業融資の相談を受けていると
融資を引き出すためには
ある程度、客席の数を多く
しなければならないものの
客席の数の多い物件は
家賃が高くなり
開業後の資金繰りを苦しめる…
といったジレンマをかかえるかたが多いです。
飲食の創業融資では立地が
最優先となると思います。
立地次第で
メニューや客層
営業時間が変わり
創業計画書の内容も変わってしまうからです。
立地が決まらないケースとしては
①理想と現実のズレ
②複数の立地から決められない
③物件所有者との交渉失敗
といったケースがあります。
飲食の創業融資で売上計画は
客席数によってほぼ決まりますが
客席数を計画段階で見積もり
予測売上を出すと
公庫からの借入希望額の返済のめどが
たたないということもよくあります。
理想として公庫から1000万借りて
飲食業をはじめたいと思っていても
実際に開業予定の物件の客席数を
数えてみたら
予想外に厳しいこともよくあります。
物件の候補地は
資料を集め、下見をしたものの
複数の物件から
最終候補を選べずに
飲食の創業を断念するかたもいます。
物件をどれにするかは
決めたものの
様々な事情により
物件所有者との交渉が失敗することもあります。
こうした場合
創業融資の審査が中断することにも
なりかねません。
物件に関しては
できれば審査の前に賃貸借契約書も
あったほうがいいでしょう。
飲食を創業するには
経験や信用情報も大事ですが
開業する店舗が決まらないことには
何も始まりません。
おおむね、これくらいの客席数で…
と漠然と考えていると
現実的には融資が難しくなることもあります。
飲食の創業融資にあたっては
ひとまず
いくつか候補地を調べたうえで
予測売上を出してみることが大切です。