日本政策金融公庫の
新規開業実態調査では
2017年にはじめて
開業時の自己資金の
平均が200万円台となり
3年連続で
200万円台です。
目次
・資本金の平均200万円台へ?
・資本金200万円起業の考え方
日本政策金融公庫が
1991年から毎年
行っている
新規開業実態調査では
公庫が融資
した企業のうち
調査対象と
なっているのが
個人と法人で
6:4くらいです。
調査件数が
8000事業者ほどで
法人は
3200社ほどと
推計されます。
2019年の新設法人数が
約13万社ほどなので
調査法人の数は
少ないと言えますが
それでも
ひとつの参考には
なろうかと思います。
この
新規開業実態調査では
自己資金の平均が
2017年にはじめて
200万円台となり
2017年 287万円
2018年 292万円
2019年 262万円
と調査開始以来
最も少なく
なっています。
自己資金と資本金は
同じ意味合いです。
資本金の平均が
300万円と
言われてきたなかで
資本金の平均は
ついに
200万円台にまで
下がってしまう
かもしれません。
資本金200万円台で
起業する方の
特徴として
・管理職の経験が少ない
・中古などで起業の資金を
節約している。
・起業準備期間が短い
といった点が
あるかと思います。
資本金200万円台だと
たしかに
起業までの期間が
短縮され
自由な時間を
早くゲット
できるといった
メリットはあります。
また公庫の
新規開業実態調査でも
自己資金200万円台で
創業融資が受けられる
可能性があることから
起業してからの
当面の資金繰りも
なんとかなりそうです。
しかし
資本金が200万円台で
起業するのは
やはり
少額起業と
いわれるでしょう。
その際は
得意先の確保が
起業前にできていることや
起業前に
税理士らお金の
専門家との連携が
できていることなど
起業資金の不足や
起業までの
準備期間の短さといった
ものを補うための手段を
確保しておく
必要があります。
松下幸之助も
起業したてのころは
売価のつけ方すら
わからなったそうです。
経営の神様ですら
起業したてのころは
とりわけ
数字に疎くなりがちです。
資本金200万円台で
少額の起業を
しようと思ったら
まずは
税理士に相談すると
いいでしょう。