起業の際
いかに赤字を見通すかは
大切だと思います。
目次
・起業における赤字の原因
・起業における赤字のデメリット
・起業における赤字の活かし方
・起業で赤字を出さないために
起業における赤字の原因は
さまざまです。
・販売の数量が少なく
売上がなかなかあがらなかった。
・収支予測が甘かった。
・役員報酬や社会保険料が過大だった。
・災害等に見舞われた。
・まとまった売上をつくるのに
時間がかかった。
・設備投資が過大だった。
こうしたさまざまな
起業における赤字の要因を
分析するなかで
思ったことを
以下、書いてみます。
起業における赤字の
デメリットは
・生活ができなくなる。
・モチベーションがさがる。
・借入が増える。
といったことはもとより
赤字が長くつづき
借金が当たり前になると
借金から
抜け出せなくなるなど
起業における赤字は
その後も長く後を
引きます。
起業の際
早期の黒字を実現するためにも
日本政策金融公庫の創業融資等を
利用することは
有効ですが
赤字がずっと続くと
借金体質が会社等に
しみつくおそれがあります。
起業における赤字といっても
悪いことばかりではありません。
個人事業の場合
純損失の繰り越しは
3年できますし
会社設立の場合
平成30年4月1日以後に
開始する事業年度において
生ずる青色欠損金額の繰越期間は
10年とされています。
要するに赤字は
黒字と相殺できることで
節税に活かせるとも考えられるのです。
また
過去の赤字の要因を反省することは
今後の経営の強みともなります。
起業して赤字が出るのは
つらいかもしれませんが
赤字をどう活かすかを
前向きに検討してもいいでしょう。
起業で赤字を出さないためには
起業でいかに赤字を
見通すかにあると思います。
起業の際に
赤字を見通すには
まず、情報収集をし
中期ないし短期の
経営計画を立ててみます。
可能であれば
計画を税理士等に
確認してもらうといいでしょう。
とりわけ
会社設立の場合
予想される収支に対する
役員報酬や社会保険料の適正額
といったものは
税理士の得意分野です。
起業で赤字を出さないためには
こうした専門家の
確認などを参考とした
確かな見通しが重要です。
こうした見通しを立てたうえで
赤字による資金ショートを
未然に防ぐための
創業融資などを
検討するといいでしょう。