起業1年目で
利益は出すべきか、出さないべきか
これから起業をお考えの方は
利益について
立ち止まって考えては
いかがでしょうか?
目次
・起業1年目のあるある|利益と売上の違い
・起業1年目で利益は出すべきか
・起業1年目で利益は出さないべきか
起業1年目のあるあるとして
ごっちゃになりやすい
用語がいくつかあります。
たとえば
所得税の収入金額と所得金額の違い
確定申告と年末調整の違い
税理士と司法書士の違い
試算表と決算書の違い
相続と贈与の違い
などなどです。
利益と売上は
これらと同様
起業1年目の段階では
ごっちゃになりやすいかも
しれません。
起業1年目では
こうした
利益と売上の違いといった
基本的な用語の整理を
少しずつしてゆくことが
必要です。
起業したら
売上とは、基本的に
1事業年度中の収益のことを
さします。
利益とは収益から費用を
差し引いたものをさします。
起業1年目で
なぜ、売上と利益を
区別する必要があるかと
いえば
それぞれの役割が
異なるからです。
売上の役割は
費用や生活費を賄う
財源であるのに対し
利益の役割は
創業融資の返済や
税金の支払いの財源となります。
売上と利益といえば
起業前までは
似たようなものと映ったかも
しれませんが
起業すると
まったく別物といった
印象を受けるのでは
ないでしょうか?
起業1年目で
利益は出したほうが
いいと思います。
起業1年目から
利益が出ていれば
会社であれば
内部留保がたまり
いざというとき
借入もしやすくなります。
たしかに
起業1年目から利益が出れば
税金もかかりますが
その際は
決算が近くなった段階で
節税対策などを打てば
済む話です。
一方
起業1年目で利益は
出さないという考え方もあります。
起業1年目は
種まきと考えます。
設備投資や広告宣伝費にお金をかけ
まとまった売上があがるまで
利益を出さず
起業2年目~起業3年目で
利益を出してゆくという
考え方もあります。
起業1年目で利益が出る場合
というのは
顧客を引き継いだり
新規開拓が順調だったりした影響で
売上のめどが
立っているケースが多いです。
そうした売上のめどが
起業1年目で立たない場合は
起業1年目で種をまき
起業2年目、起業3年目で
花を咲かせるような
イメージをもち
起業1年目は
あえて利益を出すことに
こだわらなくてもいいでしょう。