税理士試験の受験時代
ある講師から
「資格をとって、独立すれば
バラ色の人生がまっている。」と
言われたことがあります。
目次
・起業はバラ色?
・起業は楽しいバラ色
・起業は楽しいバラ色のなかにもとげがある
起業について
どんなイメージをおもちでしょうか?
私自身は
税理士試験の受験時代
ある講師から
「資格をとって、独立すれば
バラ色の人生がまっている。」と
言われた記憶があり
少なくとも起業する1年前くらいは
起業したら、バラ色の
楽しい生活がまっているんだろうなと
思っていました。
こうした
起業=バラ色=楽しい
というイメージは
建設業の一人親方であれ
美容業であれ、飲食であれ
共通すると思いますが
きれいなバラには
とげがあります。
実際、資格をとったからといって
すぐに仕事にありつけるわけでもないですし
起業したら、資金繰りに困ることもありますし
確定申告をはじめ、煩雑な手続きもあります。
起業は、たしかに楽しいバラ色かもしれませんが
こうしたとげをどう処理してゆくのかも
起業する際は
考えておく必要があります。
起業したら楽しいバラ色
ばかりでもないと
書きましたが
起業したら
どんな楽しいことが
まっているかと言えば
・お客様に直に感謝される。
・頑張れば収入が大幅に増える。
・時間もお金も自由に使える。
・自分の力を試せる。
といったことになろうかと思います。
起業は楽しいというとき
起業する前のサラリーマン時代との
比較が重要となります。
サラリーマン時代に
できなかったさまざまな制約から
解放されると
起業は、楽しいと実感できるかと思います。
そのため
サラリーマン生活が楽しいと
感じている方は
あえて起業する必要もないでしょう。
このように、起業は楽しいバラ色
としての側面をもちますが
起業したら
当然、様々なとげにひっかかります。
起業する際
自己資金が少ないと
資金ショートし、運転資金に行き詰まることが
よくあります。
こうしたとげを事前にとっておくには
起業の際、創業融資を検討しておく必要があります。
また
会社設立をすれば
法人税等の申告も煩雑になります。
こうしたとげを解消するには
起業の際、税理士に相談する必要があります。
起業は、楽しいバラ色としての
側面をもちますが
起業したら、資金繰り対策や税金の申告は
欠かせません。
きれいなバラを育てるためにも
たえず、水や肥料をあたえる必要があるように
起業し、事業を育てるためには
たえず、数字やお金の管理が必要となります。
起業が、本当にバラ色になるかどうかは
こうした数字やお金の管理に
かかっているといっていいでしょう。