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2022.03.31
起業と簿記の必要性

起業と簿記の必要性

起業の際、簿記の知識は

必須ではありませんが

起業の際、簿記の知識は

邪魔にもなりません。

目次

・そもそも簿記って?

・起業と簿記の必要性①簿記は、必要だとした場合

・起業と簿記の必要性②簿記は、必要ではないとした場合

・これからの起業と簿記について

・そもそも簿記って?

簿記とは、帳簿記入の略のことです。

ドラゴンクエストをドラクエと略するのが

一般的なように、簿記も略語として知られています。

この帳簿に一体、何を記入するかと言えば

取引です。

取引とは、商品を売った。車を買った。

給料を払った。借入をした。など

商売に関する一連の行動をさします。

同じモノの購入であっても

私生活で、婚約者に結婚指輪を買った場合などは

商売に必要でないことから

簿記からは、除外されると考えていいでしょう。

つまり、簿記に含まれる取引には

一定の制限があるのです。

そして、商売に関する取引を帳簿に記載するには

一定のルールがあります。

複式簿記の場合

取引を仕訳し、総勘定元帳に転記してゆく必要があります。

総勘定元帳に取引をどんどん転記し

勘定科目ごとに集計すると

損益計算書や貸借対照表が自動的に出来上がります。

簡単な例をあげてみます。

4/1に資本金を100万円、預金に振り込んだとすると

4/1 預金100万円 資本金100万円

4/2に仕入を50万円、預金から振り込んだとすると

4/2 仕入50万円 預金50万円

4/3に売上が100万円、預金に振り込まれたとすると

4/3 預金100万円 売上100万円

4/4に私生活で2万円の靴を買ったとすると・・・

4/4の靴の購入代2万円は、帳簿に記入しませんね。

これらを総勘定元帳に集計すると

預金の合計が150万円、資本金100万円

売上100万円、仕入50万円となります。

ここで、違和感を感じたかたもいるかもしれません。

預金の合計150万円と資本金100万円の差額が50万円

売上100万円と仕入50万円の差額も50万円。

なんだか、50万円同士が一致しています。

この50万円は、一体、どこに集計されるのでしょうか?

答えは、利益です。

売上100万円と仕入50万円の差額50万円は

4/1-4/3までの利益です。

この利益50万円は

資本金100万円と同じ仲間です。

というのも

この資本金100万円を元手に

4/2に仕入50万円で商品を仕入れ

4/3に商品の売上100万円が入金されたからです。

これは、最初に資本金100万円があったから

商品を仕入れることができ

そのおかげで、利益50万円がゲットできたと考えられます。

そのため、ここまでの取引を集計してゆくと

損益計算書       貸借対照表

売上 100万円  預金150万円 資本金100万円

仕入 50万円          利益 50万円

利益 50万円

となります。

損益計算書や貸借対照表の作成というと

たしかに一見、難しそうな感じがしますが

取引を転記し、集計してゆくと

このように

自動的に出来上がります。

要するに

簿記は、財務書類を作成するのにあたり

とても、効率がいいのです。

・起業と簿記の必要性①簿記は、必要だとした場合

簿記の概要について

ざっと見てきましたが

上記のような知識が、起業に必要だとすれば

確定申告や融資の場面です。

確定申告は、青色でする場合

税金の計算の根拠となるのは

複式簿記による財務書類であることが多いです。

その際、よく問題となるのが

何を経費にするかです。

簿記の知識に乏しいと

私生活で買った婚約指輪でも

ゲームソフトでも経費にしがちですが

その場合、経費の水増しとなり

税務調査等で否認される恐れがでてきます。

また、その逆に

売上を過大計上した場合などは

粉飾決算とみられ

融資でマイナスになることも想定されます。

とりわけ

起業したてのころは

帳簿に何を記入し、何を記入しないのかは

最低限、押さえておくといいでしょう。

・起業と簿記の必要性②簿記は、必要ではないとした場合

今度は、起業の際に

簿記が必要ないとした場合です。

簿記について全く知らなくても

会社を設立したり

個人で開業することができます。

また

簿記について全く知らなくても

本業が好調なら

自分や従業員にたくさん、給料を払うこともできます。

あるいは

簿記について全く知らなくても

税理士に丸投げしたり

会計ソフトやエクセルを使いこなすこともできます。

・これからの起業と簿記について

個人的には

起業したら簿記について勉強するより

フェルマーの最終定理の理解に努めたほうが

はるかに充実した時間を過ごせると思います。

簿記は、あくまで帳簿記入の技術であり

教養とは、別物だからです。

こうした技術として簿記をとらえたとき

これから起業する方の多くは

AIに自動仕訳してもらうことを考えると思います。

起業の際、人間に求められるのは

技術を使うための判断であり

簿記はAIに任せたほうが、効率よく

事業を展開できるとも考えられます。

ただ、そうなるには

まだ、時間が必要だと感じています。

AIが自動仕訳する際に

二階の塾で電力が大量消費され

インターネットがストップし

データを全然読み込めない・・・

といった場合や

年に一回、税理士にレシート類を丸投げし

ことのついでに融資や税務について

いろいろ相談に乗ってもらったほうがいい

といった場合などが

実務上、まだまだ、多いからです。

あるいは、一人会社で

時間にゆとりがあるから

自分で簿記の勉強し

会計ソフトに仕訳入力される方もいます。

世の中の趨勢として

AIの自動仕訳により、簿記の知識が

起業の際、いっそう不要になりつつあるとはいえ

簿記の勉強を進んでする人や

税理士に丸投げする人は、まだまだ、たくさんいますし

簿記の知識が化石化し

教養となるにも、まだまだ、時間が必要だと思います。

起業と簿記の必要性については

今後も、さらなる検討を要するでしょう。

 

 

 

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