士業やコンサル、あるいは
不動産業や建設業等でも
はじめは
一人事務所を開設する方も多いと思います。
一口に一人事務所といっても
自宅であったり
レンタルオフィスであったり
賃貸事務所であったりと
さまざまですが
インターネットのメールを活用したり
電話連絡を携帯電話に転送するなどすれば
特定の場所にとらわれず
移動中でも、一人事務所として
一定の機能を果たすことになります。
つまり
一人事務所といっても
通信手段の発達により
昔ほど、特定の場所にとらわれることもないのです。
たしかに
登記上、事務所の所在地は
明記されることは、ありますが
一人事務所の機能として
ある程度、連絡がつく状態にしてあれば
士業の場合などは
関与先からの簡単な相談には
応じられるはずです。
一人事務所のメリットは
時間をある程度、自由に使えることです。
サラリーマンのように
時間を拘束されることは、ありません。
平日の午前9時に出勤したとしても
仕事が早く終わったら
一人事務所の場合
午後は、趣味の時間にあてることもできます。
その逆に
午後の遅い時間に会合があれば
一人事務所の場合
午前中を勉強時間にあて
午後から出勤することも可能です。
もっとも、すべての一人事務所が
上記のように時間を自由に使えるわけでもありません。
一人事務所であっても
繁忙期であれば
午前9時から午後20時まで
事務所にいることもあるでしょうし
建設業の一人事務所であれば
現場の状況次第で
拘束時間が激しく変化することもあります。
時間を拘束されない一人事務所のメリットとは
仕事が終って、あまった時間は、自由に使え
仕事が終らない場合は
早朝、深夜、休日、と時間を自由に使いやすい点です。
そのため、一人事務所の場合
仕事以外に趣味が充実している方や
仕事に没頭したい方などには
時間が自由に使えることは
大きなメリットとなると思います。
一人事務所と言えば
なんとなく、時間が自由に使えると
思いがちかもしれませんが
やり方次第で、特定の場所にもとらわれることもありません。
ただし
その一人事務所のメリットを
最大限、活かせるとしたら
仕事以外に趣味など別の世界をもっていることや
その逆に仕事そのものにとことん没頭できること
などが、必要かと思います。
せっかく、開業する一人事務所であれば
後悔がないようにしたいものです。
そのためにも
開業後の一人事務所で
どのような時間の使い方をするのか
創業計画の作成の段階で
イメージしておいてもいいでしょう。