「坂の上の雲」という小説がありますが
脱サラと現実を考えるうえで
この小説のタイトルは、何事かを象徴していると感じます。
目次
・脱サラと現実:そのいいところ
・脱サラと現実:そのわるいところ
・脱サラと現実:まとめ
脱サラする前のことを思い出すと
脱サラすれば、何か新しい世界が広がるような期待がありました。
実際、脱サラしてみると
収入も増えましたし、自由な時間もできました。
これは、個人で事業を始める場合であれ
会社設立するのであれ
他の多くの脱サラして起業した方にも
共通していることかと思われます。
ただし、脱サラすれば
人生バラ色というわけでもありません。
実際、脱サラして起業しても
事業が思うようにいかないことは多いですし
資金繰りで悩む方もたくさんいます。
また、脱サラして事業がうまくいったらいったで
多額の税金の支払いが悩ましくなることもありますし
成功体験を継続できるかどうかという不安がつきまとうこともあります。
脱サラして、収入が増えたり
自由な時間ができることを楽しめたりするのは
一時的なことかと思います。
脱サラしたら、脱サラしたで
脱サラ後の生活が日常的な現実となり
脱サラ直後のスリルや興奮も色あせてゆきます。
それは、ちょうど
脱サラという坂をのぼっていったあとも
一朶の白い雲を追い続け
目の前の現実と悪戦する日々がつづくといった意味において
「坂の上の雲」といったタイトルが
何事かを象徴しているようでもあります。
脱サラと現実について
個人的な体験もふまえ、いろいろ書いてきましたが
脱サラしてからは
やはり、資金繰りや納税といったお金の現実に
どう、対処するかが問題です。
そのためには
脱サラすることが決まったら
日本政策金融公庫に創業融資の相談をしたり
税理士に会社設立や確定申告の流れなどを確認するのが
現実的です。
脱サラしたあとの現実といっても
人それぞれですが
いいところも、わるいところも
ひっくるめて、自分の現実です。
そうした現実の根本に
お金の問題があると思います。
これから脱サラを真剣にお考えの方は
現実的な相談を専門家とされてはいかがでしょうか?