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2023.02.18
起業の際、確認したいインボイスの7つの素朴な疑問

これから起業する方向けに

インボイスって、聞いたことはあるけれど

具体的には、何なのか?といった

素朴な疑問を7つほど、紹介します。

目次

①インボイスってなんとなく聞くけど、具体的には?

②インボイスは、どの業種も必要なの?

③インボイスの登録は、難しいの?

④インボイスの登録を税理士に依頼すると、料金を支払うの?

⑤インボイスの登録まで、どれくらい時間がかかるの?

⑥インボイスのメリットは?

⑦インボイスのデメリットは?

まとめ

①インボイスってなんとなく聞くけど、具体的には?

インボイスとは、平たく言えば

請求書です。

インボイス制度が始める前の請求書との違いは

インボイスには

「登録番号」や「適用税率」及び「消費税額等」

の記載がある点です。

インボイスというと

一見、抽象的なものをイメージされがちかもしれませんが

具体的なイメージとしては

従来の請求書に、消費税に関する必要事項を追加したもの

といってもいいでしょう。

起業の際、請求書の型を作る方も多いと思いますが

インボイス制度によって

請求書を発行する際、インボイスの登録をするかどうかも

検討する必要が出てくるのでは、ないでしょうか?

②インボイスは、どの業種も必要なの?

インボイスの登録は、任意です。

取引先が、一般消費者であるような

スポーツインストラクターや美容室などは

インボイスは、必要とならないこともあります。

これに対し

自分が、起業しようとする業種でインボイスが必要な場合

取引先がインボイスの登録を求めてくることもありますし

税理士と顧問契約をしていたら

税理士からインボイスの登録の確認を求められることもあります。

インボイスの登録は、任意とはいうものの

起業したら、取引先や税理士といった関係者の意見も

参考とすることは、多いと思います。

③インボイスの登録は、難しいの?

インボイスの登録は、難しいものではありません。

登録申請書の記載としては

表面と裏面に、納税地や氏名などを書いて

チェックマークをつけてゆくだけです。

具体的な書き方も国税庁のHPなどで

情報が随時、更新されています。

ちなみにですが

多少、登録申請書にチェックマークの漏れがあっても

登録自体は、してもらえることもあります。

④インボイスの登録を税理士に依頼すると、料金を支払うの?

インボイスの登録を税理士に依頼すると

料金が発生するかどうかですが

通常の顧問料の範囲で

登録の代行に対応している事務所もあります。

起業の際、税理士の関与を検討している場合

インボイスの登録についても

確認するといいでしょう。

⑤インボイスの登録まで、どれくらい時間がかかるの?

インボイスの登録申請から登録通知まで

どれくらい時間がかかるかですが

一概には、言えません。

一度にたくさん、登録申請があれば

時間がかかることもありますし

その逆も、ありえます。

ちなみに、令和5年2月10日付の国税庁の文書によると

登録申請書の処理期間は

e-Tax提出の場合 約3週間

書面提出の場合 約2ヶ月

と書かれています。

これから起業し、インボイスの発行を検討している場合

こうした処理期間も、起業してからの

スケジュールに入れておくといいかもしれません。

⑥インボイスのメリットは?

インボイスのメリットは

いろいろ言われていますが

個人的には、取引先との信用を担保するもの

と考えています。

取引先との信用を担保するもののなかには

インボイス以外にも

あいさつ、時間を守る、不当な請求をしない

などといった倫理的なものもありますが

インボイスの登録というのも

登録からインボイスの発行にいたるまでの

事務処理がきちんとできているるかどうか

といった勤勉さが問われているのではないかと思います。

起業してからは、サラリーマンのとき以上に

信用力が問われます。

インボイスの登録は任意ですが

こうした信用力の担保として

そのメリットについて考えてもいいのではないでしょうか?

⑦インボイスのデメリットは?

インボイスのデメリットは

・免税事業者が、消費税の申告が必要となる

・経費の仕訳の際、インボイスかどうかの区別が煩雑になる

などがあげられます。

ただし、免税事業者の場合

インボイス導入の最初の3年は

売上税額の2割の負担でよかったり

2年前の課税売上高が1億円以下の事業者の場合

インボイス導入の最初の6年は

1万円未満の課税仕入れについては

インボイスが不要だったりします。

これから、起業する際は

こうしたインボイスのデメリットに対する

緩和措置も調べて、インボイスの登録を検討されてもいいでしょう。

まとめ

起業する前の方にとって

インボイスという言葉は

一人歩きする気体のようなもので

その存在は、なんとなく知っていても

具体的なイメージがつかみづらいものと思います。

そうしたイメージを固めるきっかけは

情報収集であったり

取引先からのインボイスの登録の案内だったりと

さまざまです。

もちろん、税理士に相談することも

そのきっかけのひとつです。

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